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寒い雨の日でした。
ある扉が開き、そこに女の子が現れました。
の大好きな女の子なので、直ぐに気付きました。

その女の子は 自分の座るべき席を確認して、また扉の中へ消えて行きました。
暫くするとまた 扉が開き、赤い毛糸の様な紐を持って現れ その女の子にお席の先にあるフェンスに身体を寄せ
目下に広がる景色を見渡し───
誰かを探しているのかの様にも見えました。
あらかじめ ご挨拶を交わした 顔見知りの知人? お友達? その眼差しは端から後方にいたるまで──── 遠目でもハッキリわかる長いまつげが、瞳の動きを示している様でした。
私はその女の子の眼差しの先は詮索しません。 幼いお子さんとて、プライバシーに触れてはいけませんよね☺。
遠目とて…
こうして その女の子を観てしまうのも…
イケないような…

その女の子の口元──
頑張ったり、堪えたりする時に 左側へキュッと引き締まっているイメージがあります。
つぐむ時も 可愛らしいのです😉
頑張り屋さん。
小さな女の子なのに
沢山の事を理解しようと 頑張っているのが解るのです。
大丈夫ょ。 と 後は黙って抱きしめたくなります。
その女の子が お話を始めてくれるまで ずーっと 抱きしめていたくなります。
お話が始まったら、 その女の子の気が済むまで いくらでも お話していだきたいですし、聴いていたいです。
今、 人生で一番 おしゃまにな時期でしょうから、止めどもなく おしゃまに お話をしそう────

その時点では 周囲は その女の子に気づいておらず…
まぁ、気づいていても、気付かないフリをする暗黙のルールってありますよね…
私も普段は思いっきり、その暗黙ルールを厳守しております。
大好きな海老蔵さんに対しても 厳守しています。
え? 容赦なく、
叩きます?


それは どうでしょうかね~😰💧💧
すると 女の子は お目当ての方を見つけられなかったのか… そもそも 探してもいないのか…
先ほど持って入って来た 赤い毛糸の様な紐で 綾取りを始めようとして、また やめて その お席から再び 場内のお席を見渡し 今度は 女の子の斜め後方に広がる こちら側を瞬間的に見たので


瞬間でしたので 彼女は前を向きそうになり、やはり 何かが 小刻みに動いたのは
反射的に 気付いた様子で 即 二度見してくれましたが 当然 知らない 観衆の群。
子供のするしぐさ。 この描写で伝わるでしょうか…
その女の子は 何かが 小刻みに動いたのは感じたのでしょう。
彼女は 少し居住まいを直し左右の掌を自分の左右それぞれの両股の際から下に挟み、モジモジとし、足をほんの少しブランコの様に揺らし、
もう一度、振り向くでしょうね…と、思った瞬間!
その女の子は そーっと、振り返ってくれまして、気のせい?の辺りたを見詰めて居る様子。
私は私で、やはり見ていたら 悪い気がして そして瞬時に その女の子の"探しているでろう方" でも無いのに と、
ゴメンナサイっ!💦💦💦が、過ぎり・・・
観衆に紛れ、視線もはぐらかし 素知らぬ顔で前方の舞台を真っ直ぐ見てしまいました。
麗禾さんは 挟んだ掌をもどし 背筋をのばし さらにお行儀よく上演を待つ態勢になり照明はさらに落ちていきました。
時間にして 僅か 数秒。
麗禾さん────
何かが 動いたのは気のせいではなく
オバチャンなの。 ごめんなさい。
振り向いてくれた時は
私は 大人気なく 嬉しくてあっ!✨
で したけれど…

現実はただのオバチャン。
7歳の女の子に、二度見をさせてしまいながら、50のオバチャンは 群衆に紛れてしまう。
ごめんなさい。 麗禾さん。
けれど 気配を感じてくれて、
ありがとう✨✨✨
てんで、 どれもが、こちらの 勘違いだとしても 振り向いてくれて ありがとう✨
彼女の記憶には残らないであろう
ほんの 数秒、測定不能な
気配レベルのお話でしたが、
オバチャンの目が合った(スターさんと) 言い張る アレと 同じです。


ごめんねと ありがとう を
思う出来事なのでした。

今日も素敵よ ✨麗禾さん😉💕と、
呟いておりましたとさ。
そうして 雨の中 歌舞伎座の軒の下に
戻っていったとさ。
お し ま い
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明日は どうなることやら ね。
毎日が 千穐楽の様な アドリブのりの場もありますので、とてもエキサイティングな羅生門です。 芥川さん
も 吃驚なさってらっしゃるでしょうね。

