他愛も無い話(時に妄想) -25ページ目

他愛も無い話(時に妄想)

酒は飲んだら飲まれとけ!が座右の銘

なんと言えばいいのか。


やはり、泣いた。
本の帯に「30代女性の76%が泣いた」と書いてありますが、
私もそのうちの一人です。
ギリギリ30代ですからな。
いや、そこは重要ではなく。


お試しにたった一つのエピソードを読んで泣き、
一冊読んだら号泣ものだな、と思ったけど
1冊、とゆーかもう一話ごとに
誕生日を祝う人、祝ってもらう人の間の絆を感じ大号泣。


事実は小説よりも奇なり。

そして、現実はドラマよりもはるかにドラマチック。

誕生日ってだけで、とっさに、
あるいは計画的にこんなにサプライズを仕掛けられるものなのですね。
誰かが誰かを思っている。
また、それを照れずに表している。


みんな、粋だなぁ。


池袋北口。
そこはディープで危険な香りのする街(イメージ)
今日ここで行われる小畑ポンプさんとただすけさんのユニット
「ポンすけ」に大槻さんがゲスト出演する。


チケット販売はメール予約。先着順。狭い会場。
今回もチケット取れないのかなぁ、とか思ってたら
予約開始日はのほほん学校当日。
予約開始時間の午後10時はまだまだ新宿の地下の中。
おいおい。
スタートラインにも立てないのかよ。
とか苦笑いしながら眠りにつき起きた翌朝。
朝一番のメールチェックで発見した
ポンプさんからの立ち見追加のお知らせ。
勿論朝一番で入金です。

そして手に入れました、立ち見チケット!やったー!
メールには「お店との協議の結果若干追加」とか書いてあったけど
本当は大槻さんがお願いしたんだわ(妄想)
あぁ、あのコ今頃こんなところに居たら
メール予約ができないじゃないか。
かわいそうに…。
そう私を哀れんだ大槻さんはその場でポンプさんに電話。
なんとか!なんとかもう少し席を増やしてはもらえますまいか、と。
のほほんの楽屋でポンプさんに泣きの電話をかける大槻さん。
私の為にそこまで…(妄想感涙)


前述の通り、私は「池袋北口は怖いところ」とゆーイメージを持っていたのですが
実際歩いてみるとそーでもなかった。
会場の入ったビルの前ではポンプさんご本人による誘導、整理。
それに従い会場に下りると、狭い会場は椅子で埋め尽くされ、
しかも今ステージへの花道として空いているところも
出演者がステージに上がったら後ろの席を移動させ埋めるとゆー可動式。
そんで空いたスペースが立見席になる、とゆー寸法。
ありがとう、ありがとう。私の為に…(妄想感涙再び)
で、出演者が退場するときはまたわらわらと椅子を持って下がるとゆー。
みんなで作るライブ!


まずはポンプさんがステージに登場。


「今ただすけ君がトイレに入ってますから
 もう少し待ってくださいね。
 二人が入ってきたら大きな拍手で出迎えてあげてくださいね」


と、ただすけさんのトイレ待ちを暴露。
美形はトイレに行かないとゆー定説を…。
で、少ししてお二人が入場。
会場を覆う割れんばかりの拍手。
その中をステージに向かうお二人。
しかし、大槻さんは踵を返しトイレへ。
え、ここで大槻さんのトイレ待ち?
またしても、美形はトイレに行かないとゆー定説を…。
とか思ったらすぐに出てきた。
何かチェックしただけかな。
歯の青海苔とか。ファスナーとか。
やはり美形はトイレに行かないんだね!
元祖ビジュアル系だからね!


今日は例の大惨事のチャリティと銘打ちながら
MCは不謹慎な方向で進みます。
ポンプさんは大槻さんとの対談に
「余生」とゆーテーマでもって臨んだとか
皆で手を取り合って的ないい歌で溢れる世の中に
そろそろ不謹慎を!とか。


「なんか、大勢で歌ったりしてるじゃん。」
「それ呼んで欲しかっただけじゃないの?」
「え?ん~、
 でも、あのCMのイケメン俳優陣の歌には
 溜飲が下がったね。
 嬉しかったよ、俺は」


CMを見てターウーがターヘーだとは私も思ってましたが、
溜飲が下がるほど喜んだとは!
なんて小さな溜飲!
そして小さな喜び!
でも、小さな喜びに気付けない人は
大きな喜びにも気付けないよ。
まぁ、小さい、しかも黒い喜びだけど。
そんなところが好きだなぁ。
向こうは大槻さんの出た映画とか見て
ギーエンがターヘーだ、と溜飲を下げるのでしょうか。
ははは。お互い様とゆー奴か。


MCは不謹慎な方向ですが、曲はしっとりな方向で。
何故ならば


「激しいのもいいけど、個人的にはこんな感じで。
 一番早いのは「バンバンバン」ぐらいな」


とゆー大槻さんの意向により。


“MinxZone”のボーカル 十川ゆかりさんは誕生日が大好きで
ライブで「忘れられない誕生日ってある?」とお客さんに問いかけたところ
たくさんの感動的な話が寄せられて
これを独り占めしてはもったいない!
とライブで紹介しているそうな。
で、その素敵エピソードをまとめた本が
サンクチュアリ出版から2011/4/24発売。
同日“MinxZone”もメジャーデビュー。
まぁ、誕生日を祝うときって絆を感じるからなぁ。
惰性でプレゼント贈ったりしてるだけじゃなければね。

その感動を呼ぶエピソードの一部をご紹介。

=======================================================

書籍「この世で一番大切な日」より
公式サイト http://www.sanctuarybooks.jp/birthday/

■見知らぬおじさん

<前略>

離婚するとき、私は妻と2つの約束をした。ひとつは年に一度、娘の誕生日だけは会いにきてもいいということ。もうひとつは、そのときに自分が父親であるという事実を娘には明かさないでほしいということ。
自分が父親だということを言えない。それは私にとってつらい決まり事ではあったが、娘にとってはそれが最良の選択だあることもわかっている。年に一度、娘の誕生日を一緒に祝えるだけでも感謝しないといけない。

それ以来、娘の誕生日にはプレゼントを買い、ふだんは着ないスーツを着て母子に会いにいった。
元妻は私のことを「遠い親戚のおじさん」と紹介した。娘も冗談なのかなんなのか私のことを「見知らぬおじさん」と呼んだ。

<中略>

娘が小学校にあがる年のことだ。
例年通り私がスーツを着てプレゼントを持って母子のもとを訪れると、元妻から「もう会いに来るのは最後にしてほしい」と言われた。
そろそろいろんなことを理解してしまう歳だからと。
それが理由だという。
私にはわかっていた。
新しいことがはじまろうとしているのだ。
娘にもやがて一緒に誕生日を祝う同級生ができるだろう。
元妻は、再婚を考えているかもしれない。
そんなところに "見知らぬおじさん" がいてはいけない。

<中略>
それ以来、母子と会うことはなくなった。
だが娘の誕生日だけはどうしても忘れられず、毎年プレゼントだけは贈り続けた。筆箱や本などささやかなものを、差出人の欄になにも書かず送った。
それを元妻が娘に渡してくれていたかどうかはわからないが、ただ「娘の誕生日を祝う」という行為だけが小さな楽しみになっていたのだ。

それも、娘が中学生になる年にはやめようと決めていた。
娘からすれば私は知らないおじさん、こうしてずっとプレゼントが届いても迷惑だろう。
娘には新しい未来がある。私も別の道を歩まなければいけない。
ただ娘の幸せだけを願い、英語の辞書を送って最後にした。

それから一ヵ月ほど経ったある日、私のアパートに郵便物が届いた。

差出人の欄にはなにも書かれていない。

小さな箱を開けてみると、中から出てきたのは紺色のネクタイピンとメッセージカード。
メッセージカードを開くとそこには初めて見る可愛らしい文字が並んでいた。

<いつも素敵な誕生日プレゼントをありがとう。
私もお返しをしようと思ったのだけど誕生日がわからなかったので(汗)
今日送ることにしました! 気に入るかなあ……見知らぬ子どもより>

その瞬間はっとした。

その日は、父の日だった。

=======================================================

1冊まるごと読んだら号泣ものだな。
絆だねぇ。