経営を執行する視点と現場の視点には必ずギャップがあると思います。
今、本社にかなり近いポジションで仕事をしていますが、現場に合わせるか、経営に合わせるか葛藤する事があります。
例えば、「経営が細かく数字を管理したい」と考える。経営の視点では、投入したリソースに対してその事業が上手くいっているのか?どこが課題なのかを見える化したい。株主にコミットした数値に対して見込精度を高めたい。これは正しい期待です。
しかし、もし数字を正しく見える化する仕組みが出来ていなかったら、現場で動いている人には、現場で使っていない指標や数字をまとめて経営に報告する事になり、それに膨大な時間を取られる。本来やるべきお客様との時間や、開発の時間が削がれる事になります。
例えば、経営が全体最適で判断を下しても、個別最適の現場では混乱が発生する。国中の16億人から天才の天才をかき集めて検討に検討を重ねて政府で下した最善の決定が、例えば「CO2削減のため明日から停電」と言われて日々その国のその街で暮らしている下々の人々が右往左往する様とよく似ています。
このようなギャップを運用とか解釈で上手く逃げ道を作れるかという事が経営としても必要になって来ます。
車のエンジンでも組み立てる部品やパーツ間でも適正なクリアランスがあるから初めてスムーズに動くのですが、組織も同じでこのクリアランスがなければ、現場が潰れてしまいます。最近はこのクリアランスが少なくなっていて、現場の社員が疲弊してメンタルを阻害してしまっている原因のひとつかもしれないと思う事があります。
クリアランスが広すぎれば振動が大きくなって部品が摩耗してしまったり、狭すぎると発熱したり、摩擦がかかって燃費がわるくなったりします。会社、組織で言えば、経営と現場の中間に居るマネージャーがいかにこのクリアランスをマネジメントするか、現場に適度な逃げ道を作って現場のパフォーマンスを最大化するかが、その人の価値の出し処となります。
興味深いのは、誰が上の方を向いて仕事をしているか、誰が下の方を向いて仕事をしているか、組織をよく観察してみると透けて見えてきます。1stランクはもちろん経営に従わなければいけないですが、そのギャップが2ndランクなのか、3rdランクなのか、隣同士の組織を俯瞰してみると非常に興味深いです。ただただ上の指示を下に転送するだけのマネージャー、下を守って上に盾突くマネージャー、下に投げずに自分で処理してしまうマネージャー、自分に指示が降りてこないように、隣の部門に降りるように事前に画策するマネージャー。
経営の指示に忠実に従うマネージャーは上から見れば優秀で、出世していきますが、ポジションが上に行けば上に行くほど、必然的に仲間が少なくなっていきます。こういう人達は退職する時に少し寂しい思いをします。社外で愉しく過ごせる仲間が大勢居る方ならば、それでもかまわないのですが。
今、本社にかなり近いポジションで仕事をしていますが、現場に合わせるか、経営に合わせるか葛藤する事があります。
例えば、「経営が細かく数字を管理したい」と考える。経営の視点では、投入したリソースに対してその事業が上手くいっているのか?どこが課題なのかを見える化したい。株主にコミットした数値に対して見込精度を高めたい。これは正しい期待です。
しかし、もし数字を正しく見える化する仕組みが出来ていなかったら、現場で動いている人には、現場で使っていない指標や数字をまとめて経営に報告する事になり、それに膨大な時間を取られる。本来やるべきお客様との時間や、開発の時間が削がれる事になります。
例えば、経営が全体最適で判断を下しても、個別最適の現場では混乱が発生する。国中の16億人から天才の天才をかき集めて検討に検討を重ねて政府で下した最善の決定が、例えば「CO2削減のため明日から停電」と言われて日々その国のその街で暮らしている下々の人々が右往左往する様とよく似ています。
このようなギャップを運用とか解釈で上手く逃げ道を作れるかという事が経営としても必要になって来ます。
車のエンジンでも組み立てる部品やパーツ間でも適正なクリアランスがあるから初めてスムーズに動くのですが、組織も同じでこのクリアランスがなければ、現場が潰れてしまいます。最近はこのクリアランスが少なくなっていて、現場の社員が疲弊してメンタルを阻害してしまっている原因のひとつかもしれないと思う事があります。
クリアランスが広すぎれば振動が大きくなって部品が摩耗してしまったり、狭すぎると発熱したり、摩擦がかかって燃費がわるくなったりします。会社、組織で言えば、経営と現場の中間に居るマネージャーがいかにこのクリアランスをマネジメントするか、現場に適度な逃げ道を作って現場のパフォーマンスを最大化するかが、その人の価値の出し処となります。
興味深いのは、誰が上の方を向いて仕事をしているか、誰が下の方を向いて仕事をしているか、組織をよく観察してみると透けて見えてきます。1stランクはもちろん経営に従わなければいけないですが、そのギャップが2ndランクなのか、3rdランクなのか、隣同士の組織を俯瞰してみると非常に興味深いです。ただただ上の指示を下に転送するだけのマネージャー、下を守って上に盾突くマネージャー、下に投げずに自分で処理してしまうマネージャー、自分に指示が降りてこないように、隣の部門に降りるように事前に画策するマネージャー。
経営の指示に忠実に従うマネージャーは上から見れば優秀で、出世していきますが、ポジションが上に行けば上に行くほど、必然的に仲間が少なくなっていきます。こういう人達は退職する時に少し寂しい思いをします。社外で愉しく過ごせる仲間が大勢居る方ならば、それでもかまわないのですが。