仕事には「新しく作る仕事」と「あるものを壊す仕事」があるのですが、前者は比較的やりやすく、後者は非常に難しいです。もちろん新規事業などゼロから形を作っていく事は、違う意味で非常に困難な業務なのですが。仕組みやルールを一緒に作っていけるという点では比較的取り組み易いです。
壊す仕事は、世間でよくリストラという言葉が使われています。組織や事業は、それがまだ小さい規模だといいのですが、それが大きく成長するに従って、ルールや役割というのが必要になって来ます。
例えば、3名くらいで新規事業を立上げたとすると、売上が成長してくると、納期を担当する人、営業を担当する人みたいな役割が出来て、仕組みが出来ます。もっと大きくなってくると、人事を担当する人も必要になってきます。会社くらいになるとIR担当者も必要になります。
こうして、事業がどんどん大きくなってくると仕組みやルールがどんどん複雑になっていって、ある時点でその仕組みやルールの複雑さが、社員や組織の脳の処理能力を超えてしまう状態が発生します。
こうなると、様々な場面でサボータージュやセクショナリズム、責任転嫁、無関心、新しい事に全てNO、などが発生します。栄華を誇った組織や会社が必ず衰退していくのは、こういうサイクルの事だと思います。この一度出来上がってしまったルールや仕組み、システムを変えながら事業を変革していく事は実は最も厄介です。
成熟産業など、組織が大きく、制度や文化が出来上がってしまっている場合は、そこに漂う閉塞感も闇が深く、簡単に変える事は出来ません。
会社の寿命は30年間と言われる事がありますが、戦後急成長した様々な大企業が1990年頃から事業の整理、仕組み、制度の見直しや変更をして来ましたが、上手く出来ている企業はそれほど多くないのではないかと思います。その間、1990年以降急成長してきた新しいビジネスモデルの企業が世界でポジションを上げて来ています。ファストファッションの会社は携帯キャリア投資会社などの有名な会社です。
新しく作る方は、新しいなりの大変さ、古いものを壊す方は、その変えていく大変さがあります。長く続いている会社は、この古いものを壊して変えてく事で、会社名や事業は変っていなくても、その中の細胞は以前とは全く違う会社のようになっているかと想像します。有名な羊羹の会社などは、その味だけではなく、その時代で会社の中身を上手く変えているのだと思います。
全く違う視点になりますが、ふと伊勢神宮の事を考えてみると、20年に1回、全く同じ社殿をお隣りの敷地に建設して、神様にお引っ越しをしていただいています。残った社殿は取り壊して全国の神社でリユースします。こうして1300年以上も存在し続けています。
企業や組織も、今ある成熟しきった組織を修正するのではなく、全く新しい事業を仕組みや制度と一緒に作って、それから今ある組織を壊すという方法が現実的ではないかと思います。しかしながら、日本の企業は、人事制度や業務プロセスなどの仕組みや制度は同じまま新しい事業をしようとして失敗してしまうケースがあるように見受けられます。なにせ、補修系は守るものが一致するので団結して抵抗勢力になりやすいですから。
壊す仕事は、世間でよくリストラという言葉が使われています。組織や事業は、それがまだ小さい規模だといいのですが、それが大きく成長するに従って、ルールや役割というのが必要になって来ます。
例えば、3名くらいで新規事業を立上げたとすると、売上が成長してくると、納期を担当する人、営業を担当する人みたいな役割が出来て、仕組みが出来ます。もっと大きくなってくると、人事を担当する人も必要になってきます。会社くらいになるとIR担当者も必要になります。
こうして、事業がどんどん大きくなってくると仕組みやルールがどんどん複雑になっていって、ある時点でその仕組みやルールの複雑さが、社員や組織の脳の処理能力を超えてしまう状態が発生します。
こうなると、様々な場面でサボータージュやセクショナリズム、責任転嫁、無関心、新しい事に全てNO、などが発生します。栄華を誇った組織や会社が必ず衰退していくのは、こういうサイクルの事だと思います。この一度出来上がってしまったルールや仕組み、システムを変えながら事業を変革していく事は実は最も厄介です。
成熟産業など、組織が大きく、制度や文化が出来上がってしまっている場合は、そこに漂う閉塞感も闇が深く、簡単に変える事は出来ません。
会社の寿命は30年間と言われる事がありますが、戦後急成長した様々な大企業が1990年頃から事業の整理、仕組み、制度の見直しや変更をして来ましたが、上手く出来ている企業はそれほど多くないのではないかと思います。その間、1990年以降急成長してきた新しいビジネスモデルの企業が世界でポジションを上げて来ています。ファストファッションの会社は携帯キャリア投資会社などの有名な会社です。
新しく作る方は、新しいなりの大変さ、古いものを壊す方は、その変えていく大変さがあります。長く続いている会社は、この古いものを壊して変えてく事で、会社名や事業は変っていなくても、その中の細胞は以前とは全く違う会社のようになっているかと想像します。有名な羊羹の会社などは、その味だけではなく、その時代で会社の中身を上手く変えているのだと思います。
全く違う視点になりますが、ふと伊勢神宮の事を考えてみると、20年に1回、全く同じ社殿をお隣りの敷地に建設して、神様にお引っ越しをしていただいています。残った社殿は取り壊して全国の神社でリユースします。こうして1300年以上も存在し続けています。
企業や組織も、今ある成熟しきった組織を修正するのではなく、全く新しい事業を仕組みや制度と一緒に作って、それから今ある組織を壊すという方法が現実的ではないかと思います。しかしながら、日本の企業は、人事制度や業務プロセスなどの仕組みや制度は同じまま新しい事業をしようとして失敗してしまうケースがあるように見受けられます。なにせ、補修系は守るものが一致するので団結して抵抗勢力になりやすいですから。