母の胎内に入る前、白いひげの神様と様々なことを話していた。
天宮 玲桜の魂は、すでに光の段階に入っており、もうしばらくはその光の中で安らかに過ごす予定だった。でも、「その時」は突然訪れた。神様が思っている以上に、人々のこころの腐敗が進み、悲しみと苦しみの殺伐とした世がスタートしていたからだ。そこに歯止めをかけるために、天宮 玲桜の魂に指令が下りた。たわいのない話をしながら、迎えが来るのを待ち、ある時、美しい女神がわたくしの元に降り立ち、「お迎えにあがりました、姫殿」という言葉を聞いたと同時に、スッと立ち上がったわたくしは、白い箱の中へ。そこは母の胎内と繋がる箱。目を閉じると、現世にやってきていた。あの箱はタイムマシンのようなものだ。
母の胎内にいる間、ひとりでずっと考えていた。
光の世界の魂が、現世に降り、人々のこころを支えるとは どういうことなのだろうか。絶対的に信頼している神様から告げられた 果てしなく大きなお役目を、映画のように共に見た。その記憶と共に、母の胎内に届けられた魂。これからの時間が楽しみな反面、接したことのない「人間」という魂とどう向き合っていけばいいのか、この世にやってきた途端、「不安」が襲い、「心配」が胸にいっぱいふくらんだ。でもそのとき、「ああ、これが人間の世界なのだ」と悟ったのを今でも覚えている。
「人間」だけが持つ感覚、それが、「不安」「心配」。それをこの世に生を受けたとき、わたくしの魂も感じたのだ。この気持ちの意味するところ、それを抱えて生きていくことの理由、それを知りたい、そう思った。
今こうして、神様ごとを生業としている日々の中で、毎日行う「瞑想」の時間は、生まれる前にいた、「光の世界」に還る時間。人間という肉体を超え、本来、魂がいる場所で、現状や未来を俯瞰しながら、こころを整える時間。肉体に魂が戻ってきたときには、また人間の感覚、感情も戻って来るが、光の世界にいるときの、至福さといったら。戻って来るのには 本当に勇気がいる。でも 天宮 玲桜の役目を 自分自身で知っているからこそ、逃げることも投げ出すこともできず、また戻って来る。
毎年 沖縄に行くのは、地球上で最も「光の世界」に近い場所だからである。そこに戻り、天と繋がり、共に行く仲間のこころを禊ぎ、浄化し、パワーを入れ、変化させる。それは 沖縄でしかできないこと。それくらいの時間とエネルギーが必要だから。大地のエネルギーがサポートし、神々の応援と祝福を得て、初めてできることがある。
目に見えない世界に生きる天宮 玲桜にとって、沖縄での時間は、スーパーパワフルになれる時間。一年に一度、深い深いご縁のある方々と共に、大きな変化を頂ける時間。
今年も 楽しみ。
天宮 玲桜