翌月曜日は、朝食前からお通じがあり気持ちのいい朝を迎えました。

(3月4日朝食)

江戸小紋の白秋日記 ~酒と笑顔と出会い~-3月4日朝
 午前中、突然部屋が移動になりました。今までの部屋は手術患者用だったそうで、入口に近い窓のないスペースだったのですが、今度の部屋は窓側です。
江戸小紋の白秋日記 ~酒と笑顔と出会い~-412病室
 明るいので読書もしやすくなり、大好きな五木寛之の「人間の関係」や黒井黒井千次の「銀座物語」を読みました。

3月4日(昼食)

江戸小紋の白秋日記 ~酒と笑顔と出会い~-3月4日昼
 午後婦人科の回診がありました。今日から病棟の外に出てもいいことになったので、自分で洗濯をしたり売店に買い物に行ったりできます。嬉しいのですが、一週間病棟にいて、外に出るのが少し怖く感じました。

(3月4日夕食)
江戸小紋の白秋日記 ~酒と笑顔と出会い~-3月4日夕食

 毎日体重計に乗っているのですが、入院前に比べると3㎏近く減りました。


 翌日は朝食前に、いつもの検温・血圧に加えて採血と検尿がありました。

(3月5日朝食)
江戸小紋の白秋日記 ~酒と笑顔と出会い~-3月5日朝食










 午前中に主治医の先生に診察と抜糸をしてもらい、手術の説明を受けました。先生曰く「決して楽な手術ではありませんでした。卵巣がかなり肥大していて、なかなか取り出せず、切り口を広げて出した。ということでした。ただ「術後の回復は素晴らしく、高熱も出なければ嘔吐もなく、何の薬も使わずにすんだ。」と褒められました。今後の生活についての注意もありましたが、「麻酔や薬で肝臓がかなり疲れているので、お酒は少しずつ。」と言われてしまいました。

 実際に摘出した卵巣の写真を見たのですが、よくこんなものがお腹に入っていたものだと感心してしまいました。

 そして退院はあさってに決まりました。

(3月5日昼食)
江戸小紋の白秋日記 ~酒と笑顔と出会い~-3月5日昼食

 読書のほうは同じ宝塚ファンである田辺聖子の「歳月切符」、そして高校時代に読んだ夏目漱石の「こころ」を再読しました。

(3月5日夕食)
江戸小紋の白秋日記 ~酒と笑顔と出会い~-3月5日夕食
 時間がたくさんあるので、フェイスブックをやっていない友人達にメールをしてみました。みんな私の病気にびっくりしています。


 翌日の水曜日は、もう退院も決まったし大事を取って様子を見る一日となりました。

(3月6日朝食)
江戸小紋の白秋日記 ~酒と笑顔と出会い~-3月6日朝

 この日、看護助手の人とちょっとしたトラブルがありました。まるくおさまったのですが、神経が過敏になっている自分に気がつきました。やっぱり慣れない入院生活でストレスってたまっていたんですねえ。リラックスしないと・・・。

(3月6日昼食)

江戸小紋の白秋日記 ~酒と笑顔と出会い~-3月6日昼食

 読書のほうは仙川環の「終の棲家」と群ようこの「ゆるい生活」を読んだのですが、両方とも今後の生活の参考になりました。

(3月6日夕食)
江戸小紋の白秋日記 ~酒と笑顔と出会い~-3月6日夕食
 そして、長かった入院生活最後の夜を迎えたのです。


 退院の日は早々と目が覚めて、窓から夜がだんだん明けていくのを見ていました。

(3月7日朝食)
江戸小紋の白秋日記 ~酒と笑顔と出会い~-3月7日朝食
 夫と妹が午後半休を取って迎えにくることになっているので、最後の食事を病院でいただきました。初めてのスパゲティです。

(3月7日昼食)

江戸小紋の白秋日記 ~酒と笑顔と出会い~-3月7日昼食
 この日は、二人が車でひたすら瞑想にふけっていました。


 生まれて初めての手術と入院生活でしたが、今後この経験も生かしていきたいです。