「大軍都・東京を歩く」未収録軍用地シリーズ | 黒田 涼と江戸を歩く

「大軍都・東京を歩く」未収録軍用地シリーズ

23区内の陸軍境界石シリーズは終えましたが、その後何を連載しようかと考えて、またしつこく軍用地シリーズを掲載することにしました。

大軍都・東京を歩く 」発刊記念、「大軍都・東京を歩く 」未収録23区内軍用地シリーズです。
23区内にある旧軍用地でも、紙幅の関係で掲載しなかった場所が多々あります。
ブログは字数制限がありませんので、せっかく取材した場所について、ジャンジャン掲載していきます。

まずはすでに境界石シリーズでも紹介したのですが、世田谷区の東京農大です。
千歳船橋駅、用賀駅、三軒茶屋駅もしくは渋谷駅などからバスが出ています。
バス停は正門脇にあります。

ここには陸軍機甲整備学校がありました。
この名称になったのは1941年で、それまでは1925年に発足した陸軍自動車学校という施設でした。
運転免許を取得する学校というわけではなく、戦前は一般的でなかった自動車運転技術の習得もするのですが、自動車の整備・修理などを学ぶところです。
1943年には神奈川県相模原市に移転しました。

 敷地は東京農大と付属の東京農大一高の敷地すべてが含まれました。
大学の正門の門柱は軍のものを再利用しています。正門右脇の道を進んでいくと右側に東京農大一高の正門があり、さらに進むとやや下り坂になって道路に出ます。ここにも両側に門柱のようなものが建っています。



ここには裏門があったと言われています。目の前を走る道路までが敷地で、道路沿いに陸軍の境界石がいくつかありましたね。


また裏門から左折ししばらく行くと江戸時代の庚申塔がありますが、台座部分は新しく、この部分に機甲整備学校の建設経緯などが書かれています。