豊島ドック跡の陸軍境界石 | 黒田 涼と江戸を歩く

豊島ドック跡の陸軍境界石

大軍都・東京を歩く 」発刊記念、
23区内の陸軍境界石シリーズ、第32弾です。
(境界石とはなんぞやは→こちら

また王子方面に戻るのですが、駅からはやや遠いです。
王子駅から西新井方面などに向かうバスに乗り、豊島3丁目で降りてください。
二つ目です。

バス停の脇に長細い、広い道路のような公園があります。
豊島公園といい、道路の反対側にも続き、さらに石神井川まで連なっています。

このように細長いのは、実はこの公園は石神井川から掘られた水路を埋め立てた跡だからです。
この水路は「豊島ドック」と呼ばれ、隅田川から石神井川を通り、公園西の東京陸軍第2造兵廠王子工場に続いていました。
軍需物資の運搬に使われたようです。

船の修理をするドックなどではないのですが、なぜか「ドック」という名前がついています。

さてバス停から公園裏の細い道の方へ回ってください。
住宅が並んでいますが、その中ほどの玄関口に数字が書かれた石が立っています。
裏を見ると「陸軍用地」と書かれていますが、まさに玄関扉脇にありますので、ご覧になる際は挙動にご注意ください。
写真も道からのもののみ掲載します。


このように数字が書かれたものは近くの王子本町などにもありましたが、陸軍の境界石で一般的に書かれたものなのかどうか、また数字の意味は私にはわかりません。

どなたかご教示いただければありがたいです。







そしてすぐ先にも、同様の石が玄関先にあります。


こちらも裏に「陸軍用地」と書かれているようですが、字の側に面してブロックなどがあり、確認困難です。





さらに進んで一回車道を渡ると、公園脇にフェンスが連なり、その向こうがすぐ住宅敷地になります。



その金属フェンスの下にも一つあります。

ていねいにフェンスが切り取られており、境界石を残そうとしていることがわかります。

こちらも数字がありますが、表側はまったく見ることができません。
通常、字が確認できない場合は陸軍境界石の数に入れていないのですが、これは形といい、数字といい、まず間違いないと思われるので番号を振ります。



ちなみにこんな感じで立っています。









No.44 豊島ドック跡の陸軍境界石A
所在地 北区豊島2-25-18
表記 「陸軍用地」

No.45 豊島ドック跡の陸軍境界石B
所在地 北区豊島2-25-18
表記 「陸軍用地」

No.46 豊島ドック跡の陸軍境界石C
所在地 北区豊島2-26
表記 「(陸軍用地?)」