日時:平成29年11月8日(水) 18:30~20:30

会場:タワーホール船堀 4階 研修室

講師:健育社  畑川 郁江 氏

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今回は、「ナラティブ・アプローチを学ぼう!」をテーマに

畑川氏にお話をいただき、67名の方が参加されました。


アンケートの意見からは、

・初めてナラティブ・アプローチについて学んだ。

・楽しく学ぶことができ、リフレッシュできた。

・利用者との会話の中で、ヒントになる言葉を聞き逃さないようにしたい。

等がありました。

また、アンケートに寄せられた講師への質問に対する回答が届きましたので、掲載します。

①人生で一番どん底にいる方、にはどのような声かけをしたらよいでしょうか。

  →慰めが受け入れられる状況かどうかによりますが、

  まずは事実を聴いて差し上げてください。ご自身が大変であれば

  「おうむ返し」で同じ言葉で文末だけ繰り返すような方法でも

  よさそうです。辛い事情を聴いてくださるだけで安心したり、

  吐き出すだけで一つ山を越えることもあると思います。

  また、皆様が少なからず定期的に訪問なさるのですから、

  「あなたをいつでも見守り、何かあったら専門家へ繋ぐので

  安心してください。」という言葉かけはできそうですね。

  別の楽しい事を伺う機会があれば、そちらに話を持っていき、

  自らができることややりたいことへ繋ぐのも1案です。

 

② 利用者との面談プロセスについてスキルを教えてください。

 →ケアマネさんの面談プロセスのスキルについては、

  また別の機会をいただければ幸いです。

  ケアマネさんの場合はケアプランにまつわる何等かの目的を果たせれば

  いいのかと思いますが、状況によりますね。

  最低でも面談の時間で達成したいことを明確にしてから

  お話をスタートすると良いと思います。

③ 部下、年下のスタッフと職場の人間関係の構築について。

  人間関係の構築の最初は、自らをオープンにして、

  相手への先入観を持たずにかかわる事かと思います。

  感情に流れることも多いと思いますが、一度第3者として「客観視」してみる

  という事を習慣づけると良いかもしれません。

  また、あなたが気になることは相手が必ずしも気にしていない

  可能性もあります。だからこそ人それぞれ、誤解を生じている可能性が

  あるなら、正直に対話を繰り返す、ということが良いと思いますが

  いかがでしょうか。

  そのとき「べき」論ではなく、事実だけを受け止めるということが大切です。

 

 

次回の研修は、11月24日(金)、認知症に関する研修で、

場所は総合文化センター3階研修室です。

 

11月14日(火)には、江戸川区ケアマネジャー協会企画 三好春樹氏を

招いての特別講演会があります。

こちらもお見逃しのないよう、皆様の参加をお待ちしています。