富士山ハッカ作ります③
本当だったらオリンピック開幕まで2週間に迫り、諸外国からワンサカ人があつまり、東京は人に溢れどこに行っても賑やかで、空前絶後の時を迎えていたのでしょうか。
ほんとにね。なんでこの時なんでしょうか。コロナのばかやろー
緊急事態宣言が解除になって、すこーし人が戻って、卸先の顧客も営業を再開しましたがとても静かなもので
ここまで業績が落ちると…お声がかからないと…自分の存在意義まで疑いたくなります。すみません!愚痴りました。
さて、話を前向きに
先にお話した「菓子の事典」(三元社 昭和28年刊)には、菓子の分類において金花糖は“干菓子”に属してまして、この菓子の分類には、焼き菓子や打ち菓子、飴菓子などなどありますが、金花糖=干菓子というのは、まったくイメージがなく、どちらかというと「飴」ちゃう?となります。
ただ、“飴”の仲間に入れていただくには、無くてならないものが金花糖には含まれておりません。
それは「水飴」です。水飴は古くは果物そのものや、糯米や麦芽などの穀物を煮たてたもを差しますが、今日ではデンプンが主。
金花糖の原材料は「砂糖と水」のみ。
ですので、水飴を使っていないため「飴」の仲間にも入れてもらえない…という可哀そうなポジション。
でもイメージや見た目的に飴の仲間的に言われるのですが、列記とした飴の人たちには白い目で見られる…
とはいえ、他の「打ち物」や「生菓子」なんかにも入れるワケがなく…そこで仕方がなく「干菓子」の仲間に入れてもらえた…といった感じでしょうか…なんとも、寂しすぎる金花糖です。
ただ、そんなはじかれ者の金花糖にも派生がありまして、それがハッカ糖といわれるハッカ味の金花糖です。
写真は私の師匠が作っていた「三角ハッカ」
見ているだけで鼻がスースーしてきます。
次回からいよいよ本題です。