「むじな」と「たぬき」 その5
熊胆(くまのい)のある場所 2026.7
木村黙老(きむらもくろう、1774~1856年。高松藩家老) 言う。
熊胆が、時によってそのある場所が異なると言うのは、信用できない。
私(木村黙老)も初め、本草綱目扞??を見て信用していた。しかし、後に隣国の阿波祖谷(あわ いや:徳島県)の深山中の久保と言う所の猟師で、八郎と言うものが我が宅ヘー匹の熊を、持ってきた。一昨日、鉄砲で打ちたものそうである。安達了益と言う医者と、一緒に熊を解体させて、熊胆(ゆうたん:くまのい)を得た。
その時は秋出会ったが、胆の在所は、本草の述べられているのとは違った。なお、右の八郎に質問したが、今迄、私どもか取った熊では、時期によって胆の在所(ありか)が変わっていることは無かった、と答えて。
かつまた、その以前、これも祖谷よりもち来った熊を、高原通玄と言う医者が解体した事があった。これも胆の在所(ありか)が変わっていたことは無かった。
古人の説は、正しいのであろうか?
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