昨日20時過ぎ頃から午前1時半頃まで、船長さんと、いろいろな話に花を咲かせました。

 

現在コンテナ船の船長さんとの出会いは、彼が、三等航海士の時でした。

まだ、モールス通信による無線通信が主流で、ようやく、衛星通信の機器も入りだしたころだったと思います。(記憶が定かでなくなっています。)

 

このころのお話も、いずれ書きたいと思っていますが、船には、航海部(船長、航海士)、機関部(機関長、機関士)、無線部(通信長、通信士)、事務部(事務長=パサー)で構成されていますが、無線部と事務部が一緒になっていました。

 

無線設備のうち、国際VHF(156MHz帯)と呼ばれる航海用無線や、入出港、荷役等にも使う船上通信通信設備(主に460MHz帯)、レーダー等ブリッジ(航海船橋)にある無線設備の運用は、航海部が行うので、無線部は、そのメンテナンスや修理以外は行いません。

無線通信士は、中波や短波の電波を利用して、電報の送受信が主な任務ですが、運航会社の指示書に従って、電報を送受する指定された海岸局と無線通信しなければなりません。そのほか、気象FAXや、共同通信の船舶向けの新聞FAXの受画もあります。

すでに、通信士1名乗船=通信長の為、日本を離れれば、離れるほど、時差が生じ、電波伝搬を読み、また、本船(自分の乗船している船舶=自船)の電報処理中は、電波を出していますから、FAXの受画ができません。

特に、新聞FAXは、当時の船員にとっては、外部の情報を得ることのできる唯一のものです。

また、入出港に必要な書類も作成しなければなりません。

どうしても勤務時間が長くなります。

 

そんな時、特に赤道近くを航行しているときは、気温の高さで、蒸発量も多く、一週間に一度、バッテリーの補水をしなければなりませんが、よく、手伝ってくれたのが船長さんです。

その後、1999年2月 GMDSS完全発効となり、モールス無線通信による運用が激減、無線通信士は、航海士や機関誌の資格を取得したり、退職した人も多かったです。

現在、航海部で、無線部と事務部の仕事を行っています。

 

昨日同様、スチームトースト2枚と温泉卵の朝食。

午前中は、無線設備の保険に関する書類と現物の確認。

お昼は、長崎ちゃんぽんのカップ麺。(会社にストックしているもの)

午後は、業務用無線機のメンテナンス、郵便物の整理。時間があったので、ちょこっと、お昼寝。。。

 

では、次回まで

江戸草鞋