どうもっ!!「江戸今昔物語」広報担当
矢立屋 英吉郎です。
様々な日本文化が開花した江戸時代。
そんな江戸情緒を見て・体感して・楽しむイベント!
「江戸今昔物語」
浅草・江戸川船堀街道で開催!
その魅力を伝えるべく"かわら版"を毎日お伝えします!
さて、本日のかわら版は!
「江戸川と金魚」について!!
まず初めに、金魚の故郷は中国です。
いくつかの古い文献によれば、3世紀初めの晋の時代に中国南部地方で金魚の原種と思われる魚が見られたとされています!
日本へ来た時期は、実ははっきりとしていないそうですが、1748年に刊行された日本初の金魚の飼育手引書「金魚養玩草」(安達喜之著)によれば、1502年現在の大阪府堺市に入ってきたとされています!
江戸時代に入り世の中が落ち着きを取り戻すと、一部の大名や豪商などの特権階級の間で金魚飼育が行われるようになったのです!
江戸中期以降、金魚養殖も盛んになるとともに金魚の価格も下がり、庶民でも少し背伸びをすれば金魚を手に入れることができるようになりました!
価格が下がったと言っても当時は高価な観賞用の魚だったのですね!!
また、オランダ商人を通じてガラスの製造技術が伝えられ、ガラスの金魚鉢も作られていたようで、浮世絵や錦絵などにガラス玉の中に泳ぐ金魚の姿が見られます。
その後、明治30年に東京金魚商組合が60の生産者及び卸業者によって設立されました。
その頃、平井に6軒、小松川に1軒の金魚生産者が移転してきたのが、江戸川区における金魚養殖の始まりなのだとか!!
大正12年の関東大震災後、金魚の需要の増大とともに、小売業者が市街地に次々と誕生しました。
それに伴い、卸売業者が求められるようになり、養殖業者の中には卸売業者に転換した者もいるほどでした!また、兼業農家で養殖業を営んでいた業者の中には、繁忙期が農繁期と重なることから養殖専業になる者も多数いたそうです!
砂町あたりは、今のように工場が林立する前は池沼が多く、金魚だけでなく鯉や鰻の養殖が盛んに行われていましたが次第に大工場が建設されるようになりました。
池沼は埋め立てられ、良水の確保も困難となり、養殖業者は江戸川区方面に移ってきました!
大正末〜昭和初め頃が、江戸川区に金魚養殖家が一番集中した時と言えます!!
第二次大戦中には、金魚養殖家は食糧難に伴い食用鯉の種苗生産や、養殖池の耕地などへの転用などを強いられ、金魚養殖はわずかに絶滅を防ぐ程度のものとなり、金魚愛玩者にとっては苦難の時代でした・・・。
しかし第二次大戦後、江戸川区の金魚養殖は復活し、全国でも有数の金魚産地となっていったのです!
今では、毎年夏に「金魚まつり」が行われるほど金魚とは切っても切れない縁になっている江戸川区なのです!!
そんな江戸川区の船堀街道で行われるイベント「江戸今昔物語」!普段とは違った雰囲気でなんと江戸時代へのタイムスリップを疑似体験!?是非、来て体感してください!!
それでは明日の「かわら版」をお楽しみに!
**************************************
様々な日本文化が開花した江戸時代を現代に蘇らせる
「江戸今昔物語」
実際に江戸情緒を見て、体感して、楽しむことができます!
<江戸川:船堀街道(東小松川・松江)>
10月27日(土)〜10月28日(日) 11時〜16時
<浅草 :(奥山エリア、すしや通りエリア)>
11月3日(土) 〜11月4日(日) 11時〜16時
◆オリジナル手ぬぐい(11月3日、4日の浅草限定)
総合受付で「SNSを見た!」と言っていただくとオリジナル手ぬぐいを無料でプレゼント致します!今回の「江戸今昔物語」限定品なので他では絶対に手に入りません!是非ゲットして下さい!!
<謎解き 大江戸今昔絵巻>
10月27日、28日(江戸川:船堀街道)
受付:江戸川区立東小松川小学校
11月3日、4日 (浅草)
受付:まるごとにっぽん 前
(受付時間)11:00〜15:00(最終解答16:00)