斛珠夫人フージューフーレン
年末に完走しました。
昨年のマイベスト古装ドラマNO1で紹介しましたが、
完走の感想がまだだったので書き留めておきます。
2021年11月10日-2021年12月26日
48話
原作 萧如瑟
女優さんですか?くらい綺麗ですね。
監督 金沙・俞波
架空の九州大陸で繰り広げられる朝廷と後宮の権力闘争と愛憎を描くファンタジー作品。
私の感想の前に中国での反応・感想を調べてみたので紹介!
ファンの間では「原作のファンだけど、ドラマはよくできていると思う」や
「ヤン・ミーの時代劇は裏切らない」という声もあがる一方
ヒロインが師匠の薫陶を受けて成長する姿を描くストーリーが
「扶揺」や「永遠の桃花~三生三世~」と重なり「マンネリだ、ヤン・ミーまたファンタジー時代劇!?」という声も上がった、という賛否両論らしいです。
わたしも、スケール的には確かに「扶揺」や「永遠の桃花~三生三世~」のほうが大きいと思いました。
やはりこの時期なので、撮影の制限もあったのでしょうか、ね?
では私の感想
良かった!面白かった!
ウイリアムチャン、すごく魅力的でした
お互いがお互いのために、命をかけて戦うところがでした。
ヤンミーもかっこいい
嫌いだったシューカイチェンも好きになった
サクサク進むストーリー展開と、真っ直ぐで強いヒロインと無表情ながらも愛深い師父のラブストーリー。
アクロバティックなアクションシーンや、美しい衣装。
朝廷における権力争いや隣国との戦いも、ひと山、ひと山アップとダウンがわかりやすかったです。
うなるほど重厚なわけではないが、海上牧雲記みたいにワクワクさせて最後ああ~になるよりコレで、十分コレくらいが良いって思います
いや、褒めてます
また一番良かった点は、今回は師匠と相思相愛になった、てことですね。
永遠の桃花のとき、すっかり師匠と結ばれると思って観てて、あれれ??夜華とですかあ?
になった私としては
最終的には、夜華が大好きになったけれど、途中までは、いや~絶対師匠の方が良き良きと思ってましたから
話もどして・・。
そしてあと二組のカップルもすごく良かったです
このドラマには、素綿ほどのイライラする悪女はいませんでしたね。
強烈な悪役はいなかくて、いろいろなところに敵がいて
一つ終わればまた一つと、問題が起きてそれを解決するというような展開でした。
あとで謎解きがあるので、ええと驚くところも多かったです。
何回、”師父死んだ”と思ったか
そして原作とは違いドラマは希望が見えた結末ということなので
ドラマの時代背景を調べてみました。
皇帝褚仲旭(シューカイチェン)の立場は?
先王の崩御の際に、叔父が反逆して謀反を起こします。
褚仲旭は王子の側で戦いました。
死闘の末、勝ちますが王子は亡くなってしまい
褚仲旭が大鄭王朝の皇帝となり、国の重荷を負わなければなりませんでした。
そしてその反乱の犠牲で、愛する妻子を失い悲嘆に暮れるのでした。
それまでの幸せとは全く違う世界に、たった一人で身を置くことになるのです。
徵朝時代は端朝のあと(海上牧雲記のあと)の物語になります。
この時代が、大鄭王国の周りには虎視眈々とその滅亡を狙う国々や民族がいるという、
太平な世の中とは程遠い状況であることがわかります。
その戦で大怪我を負った褚仲旭は、代々皇帝を守ってきた方氏の诸と
自身の身を守る柏奚(バイシ)を結びます。
これは、皇帝が身体に受ける傷を全て身代わりに受ける、という術だったんです。
幼い時から親友だった二人が、一人が完全なもう一人の影となるものでした。
最初、皇帝をハイシと同じく、●ソ野郎と思っていました
が、通して見てみると皇帝の悲惨さをシューカイチェンがとてもうまく演じていることが
わかりました
緹蘭の立場は?
褚仲旭の妻となった緹蘭ティランは、最初の妻であった紫簪ジサンの妹で辇国の公主です。
ジサン(二役)
その国は小さな国で、皇帝から多くの援護や援助を自国へ引き出そうとしました。
ティランの父や親戚は、ジサン亡き後ティランを送りまた婚姻関係を結び、利益を得たいと考えたのです。
挙げ句、ティランの子供を皇帝にすることにより、この国を牛耳ろうとしたのでした。
方卓英の立場は?
実母が仪王の妹でありフク族と政略結婚し、謀反の時フク族は仪王側で戦いました。
そして仪王側は負け、母も死にます。
フク族には双子の兄弟がいます。
師父が、卓英を海市より先に拾って育ててきたことが
天下をまとめるための秘策につながってると
後半も後半ようやく気づいた私でした
柘榴の立場は?
叔母鞠七七のあとを継いだ柘榴
それは刺繍所だけではなく
スパイのメッセンジャーでもあったんです。
この二人がほんと微笑ましくて、試練はあったけれどハッピーエンドでした
ストーリーは、海市と師父のラブストーリーでもあり、
帝旭と方诸のブロマンス要素も大きいと思います
帝旭のために生きる方诸。
方诸を愛する海市。
海市を愛しながらも、その柏奚の使命ゆえに突き放す方诸。
方诸を大切に思い開放したいと願う帝旭。
三人の思いが、それぞれに交錯するところが、もうもう切ない
そしてそして・・。
海市の勇気と決断により、時代の危機を乗り切ったか、に思えたが・・・。
帝旭は、仪王叛乱の二の舞をしたくなかった・・。
妻とお腹の子供を守ることを優先した・・。
この方の見せ場もあった!!
最後まで旭帝についていく
いつも、いじめられてたのに心配してたよね
メイキング映像では、こんな仲良し
海市と師父の
もし、このような出会いでなかったら、と妄想するシーンでは
ラ・ラ・ランドをエンデイングを観た時のような
ググーッといろんな思いがこみ上げてくる良いシーンでした。
出会ったのが平和な時代だったら・・。
霽風館時代からのエンデイング映像を観てると涙でてくる・・。
文句だけ言ってる重臣たち。
旭帝に嫁ぐ海市。
見て、この愛のこもったお目々
見えなくなって見えるもの・・。
自分の為に生きて。眉間にシワ寄せず・・。
そしてねぇ。
そして最後の最後に
この後る姿が映ったときには、きゃあ、きゃあ、きゃあ
観た人だけわかるの盛り上がり~~♪
ヤンミーの魅力溢れたドラマでした
ふーみーのmy Pick