「自分の家族にしたいと思う治療はOOです。」
「自分の家族にしてあげたい治療を。」
こういった言葉をしばしば見かけます。
「自分の家族にしているくらいの丁寧な治療を」
ということでしたら、異論は全くありません。
ただ、治療方針、治療の選択肢として、
現実的に考えると、本当に良いのか?
私としては疑問に思います。
例えば、インプラント。
「私の老親にもインプラント治療をしました。」
自分の親にしているんだから、いいんだろうな。
こう考えてしまう方もたくさんいるでしょう。
インプラントは、メンテナンスが大事です。
入れて終わりではない。
もし老親が介護の必要な状態になり、
歯科医院に通院できなくなったりしても、
歯科医師は親のために介護施設や
自宅にメンテナンスで駆けつけるでしょう。
何かあったら、診療時間外でも
処置してくれるでしょう。
ではあなたが介護を受ける立場になって、
その先生はあなたにそれだけのことを
してくれるでしょうか?
通院できなくなったらそこまで面倒見きれないよ。
で終わりではないでしょうか?
良心的な歯科医で、近所なら、もしかすると
対応してくれるかもしれません。
ただ、あなたが転居して遠方に住んでいたら、
さすがに対応してくれないでしょう。
ですので、家族にした治療と
一般の患者さんにした治療では、
その後の対応に必ず違いが出てきます。
次回は患者さんからの信頼関係について
書きたいと思います。