新学期が始まりましたね。

まだ2週間ちょっとですが、当院はお子さんが多いので、ピッカピカの1年生もたくさん来院します。

しかし、歯はピッカピカとはほど遠い子も時々来ます。
「この子何日歯を磨いてないんだろう…」と思ってしまうような。

お母さんに聞くと、「さっき磨かせて来ました。」と言います。


「お母さんが磨いたのですか?」と聞くと、

「いえ、小学生になったら仕上げ磨きはしなくていいと思ってました。」とのお返事。


私は愕然としてしまいましたが、意外とそう思っているお母さんは多いのかもしれません。


小学校に入学して、字をきれいに書けるでしょうか?

箸やハサミなどの手先を使う道具が大人並に使えるようになるでしょうか?

無理ですよね。

まして歯ブラシは、大人だってうまく使いこなせていない人がたくさんいるのですから、6歳の子どもが上手に使えるはずがありません。

特に小学1年生は、大事な6歳臼歯が生えてくる時期です。

必ず毎日仕上げ磨きをしてください。寝かせて、口の中が見えるようにして磨いてください。


小学校6年間は大人の歯に生え変わる大事な時期です。

大人の歯の生え始めは、弱く、虫歯になりやすい状態なので、注意して磨かないといけません。

お子さんの仕上げ磨きは、小学6年生終わりまでやるのが理想です。

どうしてもやらせなくなるようなら、せめて10歳まではやってください。


お母さんが毎日きれいに磨いていると、お子さんもそれに慣れてきて、きれいな状態でないと気持ちが悪く感じるようになります。

そういう感覚があれば、大きくなってからも口の中がきれいだなとか、汚れているなとか分かり、きちんと磨けるようになります。


「忙しくてそんな時間ない」と言うお母さんもいます。


しかし、お子さんに何本も虫歯ができて、何度も通院するほうが、よほど時間の無駄です。

虫歯を治療したところは、もう虫歯にならない、と思うのは間違いです。

詰め物が取れたり、歯と詰め物のすき間から新しく虫歯ができたりと、また新たなトラブルの始まりなのです。