詰め物や被せ物の金属が取れた時、歯や金属に特に問題なければまた接着剤で付け直します。

「これをつけたのはたしかX年前です。今回つけたらまたX年くらいもちますよね?」

と考える方は大勢います。

しかし、それは間違いです。

X年前に比べて、歯の状態は変わっています。
その歯があまり変わっていなくても隣の歯、周囲の歯、噛み合わせが少しずつ変化していきます。
食生活も変化します。歯ぎしりをするようになり、余計な力がかかることもあります。
金属が、ミクロの単位で変形している可能性もあります。

ですので、前回これだけもったから今後も同じくらいもつだろうということは言えません。

むしろ短くなることのほうが多いかもしれません。

もちろん逆に長くなる可能性もあります。



金属が外れた時の保管方法ですが、チャック付きポリ袋に入れておくのが良いと思います。
そのままだと小さいので紛失する可能性が高いです。

一番危険なのはティッシュにくるんでおくことです。
ゴミと間違えて捨ててしまう可能性大です。



「金属が古くなるから定期的に新しく作りなおしたほうが良い」という歯医者がいるそうです。
噂で聞いたことがありましたが、当院を受診した患者さんからも聞きました。

現在私を含め、ほとんどの歯医者が保険診療で用いている金属は「金銀パラジウム合金」という合金です。

この合金は人間の寿命を考慮しても経年劣化するということはないです。

隙間から虫歯ができたり、歯がかけたり、金属の一部がかけたりした場合は別ですが、金属そのものが古くなったから外して新しくするというのは疑問です。

金属を外すのにもドリルで削って外しますから、歯も少し削ってしまいます。
接着剤も削ってはがしますが、歯も少し削ってしまいます。
型取りする時も、形を少し整えるのでまた削ります。

取り替えるたびに歯がどんどん減っていきます。

削る時の粉塵は歯医者にとっても患者さんにとっても良くないです。

定期的に金属を替えるのは害のほうが大きいでしょう。



コクヨS&T チャック付ポリ袋 A6 クケ-516
コクヨ

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by コクヨS&T チャック付ポリ袋 A6 クケ-516 の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル