一般の方向けの本の紹介です。
顎関節症に悩んでいる方にはかなりおすすめの本です。
一般の方のみならず、歯科医にもおすすめです。
著者は東京医科歯科大学顎関節治療部部長の木野先生です。
本の内容をおおざっぱにまとめると、
顎関節症の多くは「不必要に歯をつける癖」が原因の1つである。
顎関節症の治療で、かみあわせを調整する治療は治らないどころか悪化する要因にもなる。
ということが書いてあります。
私も「かみ合わせが顎関節症の原因である」というのは、だいぶ前から疑問に思っていました。
かみ合わせに問題がないのに顎関節症になる方もいれば、かみ合わせに問題があるのに顎関節症にならない人はたくさんいます。
「ストレス」や「かみしめ」、「はぎしり」が原因の1つだとは思っていました。
恥ずかしい話なのですが、20代の頃に私自身顎関節症で苦しんだ経験があります。
それまでも「顎関節症気味だな」と自覚したことはあったのですが、今までにないほど痛みが大きく、口も開きにくくなりました。
自分でも原因がわからず、痛みが増してくるので東京医科歯科大学顎関節治療部を受診しました。
木野先生に診ていただきました。
診察して私の舌に歯の圧痕があることから「日常上下の歯を合わせている時間が長いから、歯をつけないように注意しなさい」と言われました。
「かみしめ」てはいないと自覚していましたが、「歯を合わせている」のはあったので、意識して歯を合わせないでいたら2日で良くなりました。
診ていただいて本当によかったです。
私は歯をつけないだけで簡単に治ってしまったわけですが、私は特殊な例で、他の人はそんなに簡単に治らないのではと思っていましたが、同じように改善する人が多いのですね。
顎関節症治療に際し、はじめにかみ合わせを調整する治療がいかにひどい結果を生んでいるかも書いてあります。
顎関節治療部にはかみ合わせをいじられて転院してくる患者さんがたくさんいるのでしょう。
きっと先生もうんざりしているのではないでしょうか。
なかには数百万円という高額な治療費を払わされてかみ合わせをいじられてどんどん悪くなる患者さんもいらっしゃるそうです。
「顎関節症 かみ合わせ」で検索すると山ほど歯科医院がでてきますね。
誤解のないように書きますが、この本では顎関節症の原因のすべてが「歯を合わせる癖」で、「かみ合わせ」ではないとは書いてありません。
顎関節症が発症するのは複合要因から成り、どちらも原因になりえます。
顎関節治療部でもかみ合わせが原因なら調整を行います。
最近の本やテレビでよく目にするのが「〇〇の原因はXXにあった」「これさえやればxxが治る」というフレーズです。
単純にわかりやすくを念頭においてるのか原因を1つとみなしてしまってますね。
ほんとに人間の体がそんな単純なものだったら、医者も歯医者も楽でいいんですが・・・。
本の内容の一部を抜粋します。
他にも顎関節の構造、顎関節症の要因、診断、治療、自宅でできるセルフケアについて詳しく書かれているので、ぜひ読んでみてください。
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「顎関節症の原因は噛み合わせにある」という、昔から歯科医が信じてきた固定観念がある。
顎関節症は原因がいくつかの要因が重なり合ってできる「多因子病因」である。
・緊張の連続
・不必要に上下の歯をつける癖
・かみ合わせの悪さ
・関節や筋肉の構造の弱さ
顎関節症にかかっている患者さんで、不必要な上下の歯の接触の癖を持っている患者さんが多い。
かみ合わせを調整しても、顎関節症が治らないばかりか、かえって悪化してしまって東京医科歯科大学顎関節治療部を受診する患者さんがたくさんいる。
顎関節症で痛みを訴えている患者さんのかみ合わせが、痛みがなかったときのかみ合わせとは違っている可能性がある。
かみ合わせを調整してしまうと、「かみ合わせ違和感」が出てきて取れなくなってしまうことがある。
かみ合わせを一度調整してしまうと元に戻すことができない。
スプリント(マウスピース)治療は使い方を間違えると、症状が悪化することがある。
スプリントを強くかみしめてしまうとあごの周りにある筋肉が疲労し、関節が押さえつけられたままになる。
その結果、症状はよくなるどころか反対に悪化することがある。
現在では、「かみ合わせの調整」として歯を削る治療は世界的に行うべきではないとされている。
歯は一度削ったら元の状態には戻らない。決してかみ合わせを治すために「ご自分の歯を削る」治療は受けないように。
この治療をきっかけに顎関節症の症状がさらに悪化するケースが多い。
顎関節症の患者さんの99%は自宅で行うトレーニング療法で改善する。
「不必要に上下の歯をつける癖」だけが顎関節症の原因というわけではない。
しかし、痛みを持って来院される最近の顎関節症の患者さんのうちの80%以上にその癖を持った人がいる。
顎関節症が改善して、頭痛や肩こり、腰痛が改善するか?
因果関係はない。しかし、頭痛や肩こりの痛みが軽くなることはある。
腰痛に至っては無関係。
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顎関節症に悩んでいる方にはかなりおすすめの本です。
一般の方のみならず、歯科医にもおすすめです。
著者は東京医科歯科大学顎関節治療部部長の木野先生です。
本の内容をおおざっぱにまとめると、
顎関節症の多くは「不必要に歯をつける癖」が原因の1つである。
顎関節症の治療で、かみあわせを調整する治療は治らないどころか悪化する要因にもなる。
ということが書いてあります。
私も「かみ合わせが顎関節症の原因である」というのは、だいぶ前から疑問に思っていました。
かみ合わせに問題がないのに顎関節症になる方もいれば、かみ合わせに問題があるのに顎関節症にならない人はたくさんいます。
「ストレス」や「かみしめ」、「はぎしり」が原因の1つだとは思っていました。
恥ずかしい話なのですが、20代の頃に私自身顎関節症で苦しんだ経験があります。
それまでも「顎関節症気味だな」と自覚したことはあったのですが、今までにないほど痛みが大きく、口も開きにくくなりました。
自分でも原因がわからず、痛みが増してくるので東京医科歯科大学顎関節治療部を受診しました。
木野先生に診ていただきました。
診察して私の舌に歯の圧痕があることから「日常上下の歯を合わせている時間が長いから、歯をつけないように注意しなさい」と言われました。
「かみしめ」てはいないと自覚していましたが、「歯を合わせている」のはあったので、意識して歯を合わせないでいたら2日で良くなりました。
診ていただいて本当によかったです。
私は歯をつけないだけで簡単に治ってしまったわけですが、私は特殊な例で、他の人はそんなに簡単に治らないのではと思っていましたが、同じように改善する人が多いのですね。
顎関節症治療に際し、はじめにかみ合わせを調整する治療がいかにひどい結果を生んでいるかも書いてあります。
顎関節治療部にはかみ合わせをいじられて転院してくる患者さんがたくさんいるのでしょう。
きっと先生もうんざりしているのではないでしょうか。
なかには数百万円という高額な治療費を払わされてかみ合わせをいじられてどんどん悪くなる患者さんもいらっしゃるそうです。
「顎関節症 かみ合わせ」で検索すると山ほど歯科医院がでてきますね。
誤解のないように書きますが、この本では顎関節症の原因のすべてが「歯を合わせる癖」で、「かみ合わせ」ではないとは書いてありません。
顎関節症が発症するのは複合要因から成り、どちらも原因になりえます。
顎関節治療部でもかみ合わせが原因なら調整を行います。
最近の本やテレビでよく目にするのが「〇〇の原因はXXにあった」「これさえやればxxが治る」というフレーズです。
単純にわかりやすくを念頭においてるのか原因を1つとみなしてしまってますね。
ほんとに人間の体がそんな単純なものだったら、医者も歯医者も楽でいいんですが・・・。
本の内容の一部を抜粋します。
他にも顎関節の構造、顎関節症の要因、診断、治療、自宅でできるセルフケアについて詳しく書かれているので、ぜひ読んでみてください。
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「顎関節症の原因は噛み合わせにある」という、昔から歯科医が信じてきた固定観念がある。
顎関節症は原因がいくつかの要因が重なり合ってできる「多因子病因」である。
・緊張の連続
・不必要に上下の歯をつける癖
・かみ合わせの悪さ
・関節や筋肉の構造の弱さ
顎関節症にかかっている患者さんで、不必要な上下の歯の接触の癖を持っている患者さんが多い。
かみ合わせを調整しても、顎関節症が治らないばかりか、かえって悪化してしまって東京医科歯科大学顎関節治療部を受診する患者さんがたくさんいる。
顎関節症で痛みを訴えている患者さんのかみ合わせが、痛みがなかったときのかみ合わせとは違っている可能性がある。
かみ合わせを調整してしまうと、「かみ合わせ違和感」が出てきて取れなくなってしまうことがある。
かみ合わせを一度調整してしまうと元に戻すことができない。
スプリント(マウスピース)治療は使い方を間違えると、症状が悪化することがある。
スプリントを強くかみしめてしまうとあごの周りにある筋肉が疲労し、関節が押さえつけられたままになる。
その結果、症状はよくなるどころか反対に悪化することがある。
現在では、「かみ合わせの調整」として歯を削る治療は世界的に行うべきではないとされている。
歯は一度削ったら元の状態には戻らない。決してかみ合わせを治すために「ご自分の歯を削る」治療は受けないように。
この治療をきっかけに顎関節症の症状がさらに悪化するケースが多い。
顎関節症の患者さんの99%は自宅で行うトレーニング療法で改善する。
「不必要に上下の歯をつける癖」だけが顎関節症の原因というわけではない。
しかし、痛みを持って来院される最近の顎関節症の患者さんのうちの80%以上にその癖を持った人がいる。
顎関節症が改善して、頭痛や肩こり、腰痛が改善するか?
因果関係はない。しかし、頭痛や肩こりの痛みが軽くなることはある。
腰痛に至っては無関係。
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