他の歯科医院で、
「残っている歯は全部抜いてしまって総入れ歯にしたほうがいい」
「歯を抜いてインプラントにしたほうがいい」
と言われて、疑問を感じて当院を受診される患者さんが何人もいらっしゃいます。

私が診たかぎりでは抜かなくてもいい歯ばかりです。

歯というのは、ただ骨の中に埋まっているわけではありません。
歯の根っこは、「歯根膜」という組織を介して顎の骨の中に埋まっています。
この「歯根膜」という組織はセンサーの役割もしており、噛みごたえや、かみ合わせの力をコントロールするのに役立っています。
歯根膜のセンサーは、髪の毛1本の厚さでも感じることができるそうです。

入れ歯にしろインプラントにしろ、決してまともな歯に替えられる代物ではありません。

こちらはYahooの質問回答サイトです。
上の歯を総入れ歯にしたほうが良いと言われ迷っています。

歯を残したほうがいい、抜いてしまったほうがいいと回答者の意見が分かれていますね。
enta1975というのは私の回答です。
「たかが、1本されど1本、うちの母も7番1本が残っていますが、1本で、すでに5年以上もってます。この歯で、味が違うという自論をずっと言ってます。」
この意見も大変貴重ですね。7番というのは、一番奥の歯です。


結局、質問者さんは歯医者のすすめのまま抜いたようです。
その後どうなってしまったのか?それがこちら↓
上の歯を総入れ歯にしました。毎日が憂うつです。


インターネット上のやりとりであり、こちらは診たわけではないのではっきりしたことはわからないのにもかかわらず、私の予想が当たってしまったのは残念です。

しっかりした歯を抜くように勧められたら、まずは他の数軒の歯科医院を受診して決めるほうが賢明に思います。