毎日寒い日が続いてますが、ここまで寒くなる前の日曜日に街道歩きをしてきました。
今回は4年以上もほったらかしにしていた亀岡街道です。
一気に終点の亀岡まで行きたかったのですがまだまだ日の短い季節。
ここは自重して刻んで17kmほどの歩き旅でした
国道171号線の中河原交差点を朝7時半に出立、北へ進みます。
スタートしてすぐのあたりは街道が消滅。
写真の右手の建物がその上に鎮座しています。
500mも歩かないうちにすでに歩いた西国街道（青矢印）と交差します。
その角に立つ道標、西国街道の記事でもアップしましたが再登場させておきましょう。
明治30年のものですからさほど古いものではありません。
あっちこっちの地名が山ほど刻まれていますね。
その先で街道は府道から旧道へ。
街道らしい趣きが感じられます。
なんて書いてあるかわからない道標。
これとは別にもう一つ川のそばにあったらしいのですが、
気づかずに通り過ぎてしまいました。
いい天気なのですが、内陸かつ山すそに近いだけあって寒い！
暗いうちに出た海に近い自宅周辺よりは2～3℃は低いかも････。
一旦、府道に出ますがすぐに再び旧道へ。
またも字が読みづらい道標。
高校の書道の授業で行書や草書をしっかり学んでおいたらよかったデス。
少し古い民家が点在する村の道ですが、けっこう道幅が広いです。
元から広かったのか、幹線道路として広げられたのかは素人には判断が難しい････
ここからは1時間半以上も府道歩きになります（少しだけ旧道に入りますが）。
緩やかながらもひたすら登り続けます。
しかも家がない。歩道もない。人もいない・・・・。
府道のナンバーは110号線。
やっと人家が見えてきました。
歩道がなくて少しストレスがあったので旧道でひと息。
まだまだ登っていきます。
去年の秋に部分開通した新名神高速道。
エライ高いところを通ってます。
いつの間にか府道の番号が変わってました。
その先にキリシタン自然歩道というのがありました。
キリシタン大名だった高山右近の領地だったこともあり、
この周辺は隠れキリシタンの里だったそうです。
ですがここは街道歩きに徹してそのまま直進しました。
府道の坂道にもたいがい飽きてきたところでやっと脇道へ逃げることができました。
柵から山の中へと入っていきます。
峠道でよく見かけるズタズタになった車。
シートに苔が生えてましたがいったい何年前からここで駐車してるんでしょうか？？
石積みがあるということはなんらかの建物がかつてはあったということだと思われます。
これもいつの時代のものなのかを考えると興味が尽きません。
峠に出る前にアスファルトの道に戻ってしまいました。
府道からはずれてもまだ登り続けています。
峠の旧道へ入る道がなかなか判らなくて不安な気持ちで歩いていた辺り。
で、何の表示もないのでここを行くのが正しいのかどうか判らず、
そのままアスファルトをまっすぐ5分以上進んでまた戻って、
ここを右後ろの砂利道方向へ同じように進んだりで、けっこう時間をロスしてしまいました。
草しか生えてないように見えますが、ここが多留見峠。
峠を過ぎると茨木市から豊能町に入ります。
そしてその峠の先で二股に分かれてまして、どっちに行ってよいか迷い、最初は右の方へ。
しばらく下りてみたのですが、伐採された木がやたらと倒れててどうも違うみたい････と判断。
左の赤矢印の方へ進んでみました。
ちゃんとした道でした。
ホンマに街道なんかなとも思ったのですが、某街道旅のサイトと合致してたので正解でした。
でも、なんか田畑の中の農道にしかすぎないような感じもするんですけどね。
春以降の作物が栽培されてる季節は青々としてるんでしょうねぇ。
田畑を抜け出たこの場所でも道を間違えそうになってしまいました。
しばらくぶりに府道に合流します。
走落神社、杉の巨木が立派でした。
ここで右へ曲がるとこの日のゴールはもうすぐ。
国道423号線と交差するこの信号で亀岡街道Part3はおひらきです。
次回が亀岡街道は最終回となりますが、また何年も塩漬けにしてしまうのかもしれません。
なんといっても単身赴任になってしまいますし～。
といいつつ、帰って来たときは近場の街道歩きをしてるかもしれませんけどね。
帰宅はほど近いところにある余野のバス停から阪急バスで。
それぞれ本数は少ないけど、茨木・千里中央・池田と3方向への便があるので、
たいして待つこともなく帰路につくことができました
