高野街道③-2(極楽橋→高野山女人堂) | Eddie's Diary

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旧街道を歩く旅、ダイビング(休止中)、山登り、ムスメや日々の出来事
などなどをつづっております。
大阪人ですがあちらこちらへ出没します~。

<2014年5月31日>
高野街道最終回の後半戦です

 

南海高野線極楽橋駅に停まる電車を見て、極楽橋を渡ります。
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橋を渡ったところで・・・・
民家も何もないとはいえ、電車が1時間に2~3本来る駅の近く(?)にクマが出るとはちょっと意外~。
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極楽橋から高野山まで300m以上の高度差を残しています。
不動坂と呼ばれる急坂を登り始めると、極楽橋からのケーブルカーが脇を通過~。
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昭和5年に開通したケーブルカー。
橋脚がレンガ造り、年季を感じさせますね。
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高野山までの不動坂は2年前に整備された旧道を進みます(赤矢印)。
青矢印のほうは大正4年に新しく作られた改修ルートで2年前まではそちらを歩くしかなかったのですが、古い時代の不動坂を歩くことができるのはありがたい限りです。
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旧の不動坂はまさに昔のままの山道です。
いろは坂とも呼ばれるほど多くのつづら折れの道。
この坂道、ムチャクチャしんどいっす!
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しかしこんな奥深い山で電車の音が聞こえるというのが何となく不思議~な感じがします。
 
人が通らなくなって荒れていた道を整備した残骸でしょうか。
大変な作業をして古道を復活させてくれた方に感謝です
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ふ~っ。
ピークはどうやら過ぎたかな。
サクサクと歩ける道になりました。
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植林された山なんでしょうか。
そのおかげで完全に廃道となってたわけではないようです。
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山の稜線が視線の高さと変わらなくなりましたね。
高野山までもうひと息!
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旧道に残っていた道標。
「右 かみや まきのを いせ 京 大坂」
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緑がキモチよさそうですが、むちゃくちゃ暑かったです。
爽やかな高野山を期待していたのに~。
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清不動堂は大正期に新道を作った際に旧道沿いから移転させたものだそうです。
ここで旧不動坂は新道と接し、再びお堂の脇から旧道を歩きます。
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再び新不動坂と合流し、もう急な坂はありません。
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高野山駅からの南海バス専用道に突き当たると高野街道もあと数百m。
ゴールの女人堂が見えてきました。
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かつては高野山は女人禁制。
女性の立ち入りが禁じられ、高野山内の入り口に設けられた参詣所の一つ。
現存しているのはこの不動坂口女人堂のみ。
そしてこの女人道が高野街道のゴールです
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石清水八幡宮からの東高野街道、守口宿からの中高野街道、四天王寺からの下高野街道、
堺からの西高野街道、そしてそれらが統合してついに高野山へ到達しました
 
しかし、高野山へ登る道は高野街道だけではありません。
高野七口といい、七つの道が高野山へ通じていました。
有名なのが世界遺産にも指定されている町石道。
他にも黒河道、有田・龍神道、大峰道などがあり、
それらの道も可能なら後々トライしようと考えております。
高野山の書庫、まだまだ記事が増えそうです~。

 

久しぶりの高野山、しかも徒歩でやってきましたので奥の院まで歩いていきました。
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金剛峰寺にもチラッと立ち寄りました。
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当方が子供の頃は大阪の(関西の?)小学校の林間学校といえば高野山が定番。
5年生の夏休み、2泊3日で泊まったのがこの宿坊でした。
そういうのもあって、大阪人にとっては高野山はけっこう身近な存在です。
林間学校だけでなく、大学のセミナー旅行でも宿坊で泊まったことがありますしね。
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今は林間学校で高野山へというのは激減ししたらしいのですが、
そのかわり外国人の観光客が逆に激増しているようです右上矢印
まさに世界遺産効果と言ってよいかも。
入り口にローマ字表示している宿坊も多く見かけましたよ
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はい、奥の院までやってきました。
2km先の御廟まで著名な大名を含む20万もある墓が立ち並んでます。
自分が死ぬときは無宗教の葬式でと考えてる当方でも、
さすがに奥の院で写真を撮るのは抵抗があるというか畏れ多いというか、霊が怖いというか・・・・。
どんな雰囲気か知りたい方はご自分で検索をかけるか、実際に高野山へ足を運んでみて下さい。
(いろんなサイトがありますがご参考までに→ http://www.nankaikoya.jp/index.html )
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最後に高野山のゆるキャラに御礼の挨拶をして、高野山駅から帰りました。
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