まもなく受験本番ですね。
3学期になると、学校を欠席する生徒が増えます。
理由は
1.インフルエンザなどに感染しないようにするため。
2.受験勉強に専念するため。
の2点がほとんどですが、反面、通学させる理由としては
1.小6最後の思い出がないのはかわいそうだ。
2.小学校への通学は基本(当然)だ。
の2点が多いです。
当塾では、どちらにしなさい、などと、どちらかを勧めることはありません。
ご家庭の教育方針として決定すれば良いと思います。
ただ、私が少々ひっかかるのは、学校へ通学させない生徒の理由で
インフルエンザなどに感染しないようにするため
とは言え、塾へ行ったら同じような気がします。
受験勉強に専念するため
とは言え、本当にそれだけの長時間、学習に取り組めるのかが「?」です。
この2点をクリアできれば良いかもしれませんね。
また、塾によっては学校の開講時間に特別授業を組むところもありますが、
これは明らかに「学校へ行かずに塾へ来い!」という意味になってしまいます。
だから、私は敢えて日中に特訓講座を組んでいません。
極言すれば、この時期になったら、ジタバタしても遅いでしょ?
というのが私の持論。
小6の夏までに、しっかりと力をつけて、秋以降は磨きにかかる、そんな体制が私の理想です。
小2までに学習の姿勢を身に付け「勉強とはなんぞや」を含む骨太の学力を植え付け、
小3、小4で受験の基礎力を身に付け「設問読解力」と忍耐力、思考力を付け、
小5で知識を付け、小6で多くの問題に取り組み正確性、速度を上げる。
これが当塾の理想なのです。
もちろん、すべての学年に共通して求められるのは「親力」なのです。
それは学習指導力ではなく、精神的なサポートや健康管理であると考えます。
国語の授業で「反語」を教えるとき、保護者の言葉を使うと、生徒たちはすごく良く理解してくれます。
「よく君たちの親が『こんな調子で合格できると思ってるの!?』とか言うでしょ?」
生徒たちはうんざりした様子で、うなづきます(笑)。
「あれは『はい』『いいえ』で答える質問ではないでしょ?つまり、親は『こんな調子では合格できないぞ!』って言っているんだ。それが反語。」
はい、そうです。
思いっきり皮肉です(笑)。
今年は私も含め、反語なしのストレート勝負で子どもたちを伸ばしていきましょう!