編集機関EditorialEngineの和風良哲的ネタ帖:ProScriptForEditorialWorks -70ページ目
先週の土曜日11月9日に、巣鴨の高岩寺会館で開催されていた、

仏教美術、木彫、 能面、神楽面などを展示するグループ展『工燈ノ集イ』

を観て来た(残念ながら会期は14日までだった)。

編集機関EditorialEngineの和風良哲的ネタ帖:ProScriptForEditorialWorks-工燈の集い

黒住さんは30歳代の若手の仏師で、弁も鋭利な期待の新人。

立ち話だけでも原初から現代まで、

一挙にさらうのであっと言う間に時間が深まる。


編集機関EditorialEngineの和風良哲的ネタ帖:ProScriptForEditorialWorks-仏頭1
黒住和隆作・如来形首像(木曽檜)】

最初の仏像は、文字を頼りに、文字から起ち上げられただろう、

という話は、実に興味深かった。

経典に「腕をこのように上げて・・・」と書かれている文字から、

像を描き、立体として造形されていった。

一度、木を選ぶところから始めて、完成に至るまでの工程を、

つぶさに聞いてみたい。

偶像、ではないことに思い至るかも。

ダヴィンチが大伽藍のパーツとしての一枚を

独立させて「タブロオ」としたように、

仏師の名前を記すようになったのは運慶かららしい、

という話もかなり重要だろう。


編集機関EditorialEngineの和風良哲的ネタ帖:ProScriptForEditorialWorks-能面・神楽面
能面・神楽面のコーナー

それにしても、仏像は限りなく具象だ。

対して能面の抽象性には、ついていけないところがある、

と感じたのも、こういうグループ展の効果だろうと思う。