脱色村八分(4)画”鋲”点睛 | 編集機関EditorialEngineの和風良哲的ネタ帖:ProScriptForEditorialWorks
フィニッシュ間際、搬入当日の朝、

いろいろなことに気づいて、少し要素を増やした。

ひとつは「音が聞こえない、サイレントな文字」

簡単に言えば、異国の見知らぬ言語の文字には音は基本的に付属しない。

で、サンスクリットを表記するグランタ文字grantha文字を、

加えることにした。 グランタはサンスクリットで文学を意味する。

PINKBOARD

もう一つ、ピンク色のプッシュピンをPinの文字末尾に、

画竜点睛ならぬ画”鋲”点睛。

言語に付属する音は、何の写像なのか?

解説文には「ピンク映画」という鍵語を入れておいたが、

これも主題ではなく、ただ音への誘導であり、すべては

限りなく音素へと抽象され、限りなく脱色に向かうことになった。

色っぽいとか色男などの色は、いったい何色なのか。

グランタ文字は、99%誰にも「読めない」ような、

難しい漢字でもよかった。


色即是空


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ゲスト出展:桜ライン 311


脱色村八分(4)画”鋲”点睛


脱色村八分(3)寄って観ると、まあなんとかなってはいるが、


脱色村八分(2)贅沢な展示スペースを確保してもらい大恐縮


脱色村八分(1)展示解説のほうが目立つ(笑)


(カラーパーティー2013は本日15日より20日まで開催)