シャープと新神戸電機の太陽光発電システムのように、災害発生を受けて、急遽開発されたものもある。
すでにお馴染みの製品もあって、「代替技術」と言う語がふさわしいかどうかは今となっては、はっきりしない。オルターナティブ、「代替される」技術がなんだったのか、そして代替がどこまで可能なのかを見極める必要があるので。
シャープ+新神戸電機
―小型太陽電池パネルと蓄電池を組み合わせた発電システム
東レ
――海や川の水を飲料水に変える災害対策用の造水機
パナソニック
――ソーラーランタン
ホンダ
――カセットボンベを使用する発電機
資生堂
――水のいらないシャンプー
ヤマハ発動機
――電動自転車
日産自動車
――電気自動車「リーフ」
三菱自動車
――電気自動車「アイミーブ」
テルモ
――エコノミークラス症候群予防のための圧迫ストッキング
セイコーホールディングス
――手動発電機搭載の目覚まし時計
ファーストリテイリング
――機能性肌着「ヒートテック」
このリストは、寄贈先、台数・個数などを省略し、以下の記事をもとにピックアップしたもの。ほかにも多くの建機から日用品までが被災地に贈り届けられている。
被災地支援、光る独自技術 太陽光システム・水なしシャンプー… (フジサンケイ ビジネスアイ) - Yahoo!ニュース
技術ではないが、神戸物産が北海道で経営する農場で被災者を雇用へ、というニュースも。
原発災害をのぞけば、復旧と復興への動きが同時進行で、もう始まっていると思える。
ただし、この大災害を過去形で語ることができるようになるのは、いったいいつになるのか、見当がつかない。