Cj中嶋さんの「著者」論 | 編集機関EditorialEngineの和風良哲的ネタ帖:ProScriptForEditorialWorks

6月末に最新刊『iPhone+iPad×Googleでビジネスを加速する方法』が発売になる著者・Cj中嶋茂夫さんが、フェイスブックのノート で、ご自身の「著者」観を披瀝しています。


出版というのは、情報商材や自分の教材を好きなように作
るという作業とは全く異なり、売れっ子著者以外は、出版
社主導で売れる内容かつ読者の満足度が高い物を作らなけ
ればなりません。
その過程で、非常に多くの方が関わるので、著者と言って
も本の作り手の中の一人でしかありません。


本作りというのは、まずチームワークです。


大先生を担ぐ、もしくは、そういう「先生」を作るために出版社があるわけでもなれば、本作りの仕組みがあるわけでもありません。


そして、このチームワークのプロセスは、一緒にリスクを背負うことも含めて、ワクワクするものに満ちています。


「大先生」だったかも知れない松本清張さんも、チームで作品を作り上げていました。


印刷の工程にも詳しかったし(朝日新聞社の広告部で広告の版下を作っていましたから)、その意味でも怖かった(笑)


本作りの過程には、企画・編集チーム・デザイン・イラストレーター・製版・印刷・製本チーム、そして流通・販売・広告・書店コーディネートと、多くの人が関わっています。


奥付にすべてをクレジットすれば、映画のエンディングクレジットに近いものになるのです。


「著者と言っても、本の作り手の中の一人でしかない」


名言です^^


えんじん的に言い換えるなら、


映画のように本を作る、


その醍醐味を知らないままで、「出版」を語るべきではないのです。



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