書籍ではありませんが、3月23日創刊の日経新聞「電子版(Web刊)」の有料登録会員が4月17日、6万人を超えたそうです。約1ヶ月弱で6万人超えというのは、まあまあの成績ではないかと。
これは、アマゾンで本を探してて遭遇した、日経電子版のバナー広告。
気になるのは、6万人の内訳。すでに紙版を購読中の読者が電子版をプラスしたのか、それともまったく新規に購読開始したのか。
新規の場合は、従来どおりの紙版宅配+電子版プラス1000円で購読できるということなので、電子版が紙版を掘り起こすというか、新規紙版購読者を発掘するという効果があることになります。
日経新聞紙版の発行部数は、公称約306万部(朝刊)、夕刊が約162万部。
電子が紙の需要を喚起する、ということもありえるというケースとして注目したいところなのですが。
PCから、紙のまんま読める「紙面ビューアー」という機能もあるようですが、これに近いものは、一度、産経新聞が試みていたと思います。その後どうなったか、未確認ですが。
どちらにしても、これは旧来型の基本ウェブ・アプリケーションです。
雑誌・書籍では標準フォーマットになりそうな、InDesign E-PUB形式とはとりあえず接点はないようです。
アマゾンKindleでも、読めるようにはなるでしょう。
「デジタル・ショック」 をどこまで、どうつけるか?
残された課題を感じさせます。