中国と中国人-『中国が世界を思いどおりに動かす日』 | 編集機関EditorialEngineの和風良哲的ネタ帖:ProScriptForEditorialWorks

この本、今日、例の春日通り沿いのA6ノートでシリーズ常備店で買った本です。


編集機関EditorialEngineのシンプルマップ的ネタ帖:ProScriptForEditorialWorks-中国が世界を思いどおりに動かす日

実はこの本、A6ノートでシリーズ第3作『A6ノートで仕事を超仕組み化しなさい』とちょっとしたご縁があります。


去年の9月上旬だったと思いますが、『中国が世界を思いどおりに動かす日』の訳者である邱海濤さんと、校正室で、お会いしたのです。


邱さんは、日本語がとても上手です。英語もできます。それで中国語原文と英語と精査した、自身の日本語訳本をチェックするために校正室にいたのです。とても高度なプルーフリーディング。


「中国人」の方とはこれまで数人の方と近しくしてきました。2000年代初頭には、上海から来たJSPが使えるプログラマさん(名前、想い出せない^^;)、可さんという確か四川省出身のVBの使い手と仕事をしていました。


上海日本語学校にソウルメイトが留学したときの恩師の方が来日されたときには、筆談したものです。日本の漢字である程度通じました。


その他、天安門事件でベトナムに留学(実質追放)された流れで日本に来た北京大生でラーメン屋の劉さんなど、十人近くの「中国人」と出会って来ました。中国武術の使い手もいました。


しかし、どうもこの邱さんや可さんや劉さんたちと、「中国」が結びつかない^^;


イメージしにくいのです。


ごくザッパクに言えば、大陸と日本をしゅっちゅう行き来している人は別として、現代中国を描く映画が少ないこと。日本で公開される海外の映画は、ほとんどが「洋画」、それもハリウッドが圧倒的に多い。


けっこうこんなところも影響してるんじゃないかと。


ジョン・ウー監督の上海ノワール、香港のジャッキー・チェンなどの映画はポピュラーですが、あれだとどうも「中国」という気がしない。上海と北京は、まったく別物という気がする。ジェット・リーの少林寺が内陸部も描いていましたが、なにせ時代設定が現代ではない、などなど。

なので、漢能投資集団――膨張する中国マネー の記事も、まったくたまたまNHKでオンエアされたのを見入ってしまっただけのこと。


だから、今になって、おお、この本のメインタイトルどおりのドキュメントだったと思ったりするわけですが。


不機嫌な中国 中国が世界を思いどおりに動かす日
宋暁軍 王小東 宋強 劉仰 黄紀蘇
徳間書店
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いずれ、この本もシンプルマッピングしてアップすることにします。


世界的な需要不足?をシンプルマッピング の元ネタになった中谷巌氏の記事には、こう書いてありました。


「中国は共産党単独政権の下、4兆元(54兆円)に上る巨額の景気対策で対米輸出の急激な落ち込みを埋めた」


しかし対米輸出に依存できないいま、つまり米国の消費低迷が続けば、巨大な景気対策の継続が不動産バブルを生み出す可能性があるとコメントしています。


漢能投資集団には、別の動きが読み取れるように思いますが、この本を読み合わせて検証してみることにします。