貪瞋痴と書いて、「とんじんち」と読む。
ここからさまざま枝分かれして、百八つの、つまり数え切れないほどたくさんの煩悩が派生する。
痴は「愚痴る」の痴だと訳知り顔にいう人があるが、とんでもない。
知らないということ、認識が届かないこと、というニュアンスの「無明」がもとで、ここから、貪も瞋も生じることになる。
貪もむさぼるというよりは執着だし、瞋は怒りかもしれないが、痴は他の2つとはレベルが異なる。
もっといえば、これどれも「毒」として追放するようなもんじゃない。
生きている証拠だから。追放できるものじゃない。
なんとか追放なんて言ってる人、自分を追放したらどうか(爆)
それとも出家しますか?