景気の推移については、さまざま経済指標による数字的推移と、「実感」というものがあって、いつからいつまでがバブリーで、いつから不況に入ったというふうには、特定できるものじゃありませんし、たとえできたとしても、それが何? ってところがあります。
90年代後半、95年ころだったと思いますが、日電とか富士通とかパソコンメーカーに陰りが見え始めた。そういう新聞の記事が、なぜかしっかり記憶に残っています。
たぶん、終身雇用の終わりを象徴するような記事だったんだろうとうすらボンヤリとですが、思います。
リクルートワークス調査によれば、企業の新規採用はバブル景気崩壊の1991年(約84万人)をピークに1997年(約39万人)まで減少した。その後は増加し1999年(約68万人)にピークとなった後再び低下し、2001年(約41万人)を底にその後は増加している。
こういう採用に関する数字は他の指標と違ってやはり「実感」に迫るものがあります。
雇用は、小さな上下動を繰り返しながら、傾向としては坂道を下り続けていまに至るってところでしょうか。
底の底をいま這ってるんだろうと思います。
地固めのチャンスです。
地固めというのは、「働く」ということじたいを、根底から変えていくということです。