「あとがき」の編集、校正が終わると・・・ | 編集機関EditorialEngineの和風良哲的ネタ帖:ProScriptForEditorialWorks

どんな本でも、そうです。


少なくとも、わたしが編集を手がける本はそうです。


「あとがき」の編集、校正が終わると、


決まって、涙が出て来ます。ほんとに、どんな本でも。


仕事が仕上がったという感情とは別物です。


「挨拶」


特に、「終わりの挨拶」には、格別の感情がこもるようです。


ほんの数行の短い挨拶のなかに、どんな大河物語にも負けない感動がある。


これ、いつも不思議に思っていることなのです。


「あいさつ」も、万感の一千一秒物語、なのかも知れません。


もっとも、本屋で製本の終わった本のあとがきを読むときには、こういう感慨はあまりやって来ないのをみると、やはり校正ゲラで、「最初の読者」として著者の挨拶に触れることの出来る、これも編集冥利に尽きるということかもしれないですが。



出版プロジェクト「しゅっぱん2.0」から生まれた成果第1号である「にこまる本」、いよいよ今日、明日で出張校正を終え、印刷所に入稿です。


編集にとっては、しばしのお別れ。


また、晴れて本屋で再会するときが、楽しみな数週間を迎えます。




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