赤ちゃんは、生まれおちてくるとき、誰でも一瞬、窒息状態を体験します。
だから、オギャアなんです。
大気圏突入、圏外離脱もそうです。窒息はしないですが巨大なGが来ます。
本の編集や、原稿の締め切り仕事をしていると、大なり小なり、赤ん坊や宇宙飛行士に近い体験をします。
無事送り出せば、たいてい忘れてしまいますが、長いことこういう仕事をしていると、「また来た」というのを敏感に感じます。
こういう体験は、こういうこと以外には応用できない体験、つまり経験化できないものかもしれませんが、最近になって思うのです。
酸欠とGを最大化していけば、再生体験ができるんじゃないかと(爆)
いずれ、別の機会に、何かにまとめようと思います。
タイトルは、たぶん「エッセイ」もしくは「エッセ」。
日本語では「随筆」とか、「随想」とか訳されますが、これもともとフランス語のエッセイエという動詞から来ています。英語で言えば、トライでしょうか。
これまでにないことを、試みる、といった意味です。初飛行です。
本には、おそらくどんな本にも、この意味でのエッセが含まれています。
編集は、このエッセを支え、展開する、NASAのスタッフみたいなところがあります(笑)
で、スタッフでも、圏外脱出を体験しちゃうことがあるわけです。
『A6ノートで・・・』シリーズ第3弾、カウントダウン開始です。
Photo by NASA


