シンプルマッピングは、アウトプット重視のノート術です。
アウトプットには、なんにせよ「行動」が伴います。
人前で話す、ことも「行動」、こうしてブログに記事を書くことも「行動」の一つかもしれません。
ともあれ、何かとの「対(つい)」で、行動という言葉は、使われています。
編集としては、こういう語の半径を、しっかり押さえておくことが必要です。
こうどう【行動】
(名)スル
(1)実際に体を動かして、あることを行うこと。実行。おこない。
「―に移る」「ただちに―する」
補足説明:行為とはほぼ同義だが、行動は人間の集団や動物のふるまいについても用いられる
(2)〔心〕〔behavior〕外部から客観的に観察できる、人間や動物の行為や反応。
この国語辞典が言う「行動」は、英語ではbehaviorなんです。
ほかに、action、activities、do、などありますが、日本語の「行動」は、どれも含んだ意味で使われています。
けっこう、めんどくさい(笑)
「行動力がない」は、英語だと、lack activeness [drive]。
behaviorだと、どっちかというと、「行為」と言ってみたりしたくなるわけですが、
行為=an act; an action; a deed; conduct; 《ふるまい》behavior
いちばんぴったりくるのは、「振る舞い」です。
この言葉は、サイバネティックスについての記事でも書いたとおり、機械など、人以外についても使います。
ウィキの「行動」の項目には、
「類似した用語に「行為」(act)がある。こちらは一般に意図や目的を有する人間の活動を指すのに対し、「行動」は無意識の活動(条件反射など)も含む、より幅広い概念とされる。」
とありますが、なんかニュアンス違ってる感じしないですか。これ心理学から来る説明だからです。
要するに心理学が、behaviorを「行動」と訳してしまったわけです。
達成したい目的、目標と対で日常的に使われるのは「行動」のはずです。
累計100万部達成のための「行為計画」、なんて絶対に言いません(爆)
累計100万部達成のための行動計画、ですよね。アクション・プランです。
アクションを起こすのactionは、行動であって、行為ではないです。
行いが悪いの行いは、行動であって、振る舞いです。
行いの良いは、well-behaved。
振る舞いbehaviorの集積、連なりが、行動actionに成る、と定義することに決定致しました(爆)
「行動」の仕組みにとって重要なのは、「フィードバック」です。
practice; performance; execution; action; enforcement. 実行、
の意味で行動を起こす、そういう行動には、必ずフィードバックが伴います。
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(続く)
