よくあることではあるのですが。
本作りは、手作りです。印刷製本段階に入って、初めて機械工業的な匂いもしてきますが(笑)、この工程にも、職人さん的な技術者が、しっかり生きている世界です。
加えて、多くのエディターは、複数の本や、雑誌、メディアなどを抱えて並行して進めています。
うまく時間差を保って動いてくれていればいいのですが、何かが1日遅れたり、急な海外取材が入ったり、著者が行方をくらましたり(爆)、わずかなズレが、ダンゴ状態を呼び込むということは、よくある話です。
それでも、結果、大過なく進めて、ベストセラーも出るときには出るのですから、大したもんだと思います(笑)
今回の前倒しも、そんなところです。
タイトル、骨格、ページ構成、構成要素などを明確にしておけば、デザイン作業は進みます。
再来週12日には、デザイン打ち合わせを済ませることにします。
1週間ほどの前倒しになります。
24日には、DTP入稿、9月アタマに下版。
遅くとも9月下旬には発売に持って行きます。
『A6ノートで・・・』シリーズは、第4弾までは、確実に行きます。
第1弾で、そういう時計のネジがすでに、しっかり巻かれているからです。
ひょっとすると第5弾も、あるかもしれません。
意図せずして、巻かれていた時計のネジが、物語を運び始めると、あるところまでは止みません。
呼吸に似ています。「ひとしきり」というか、「そろそろ潮時だね」、という時が来るまで、成長が続きます。音楽にも似ています。
これが、新しいロングセラーの秘密です^^
オートポイエーシスに近い状態が、生まれていくわけです。
そういうわけで、前倒し進行も、かえってドライブがかかりこそすれ、苦にはならないのです。