松本清張さんが、まだ70歳台で、バリバリ快気炎吐いてたころ(笑)、
半年ほど、清張番をやらせてもらいました。ボク、そのころまだ29歳の若造でちゅ。
で、びっくりするようなことを、清張先生から教えてもらいました。
アタマをはたかれたこともありますが(笑)、それ以上の衝撃でした。当時のわたしにとっては。
すべてではないですが、清張作品のあるジャンルのものは、「チームで書かれている!」というのです。
まあ、いま思えばさほど驚くようなことでもない。
たとえば、猪瀬直樹さんとか、田原総一郎さんとか、ドキュメント作家の作品にはチームがいますし、週刊誌の記事もチームで書かれたりします。
でも、当時の私は、ドリームチーム!と興奮したもんです(ちょっと意味が違うかもしれないですが)
このチームはいわゆるデザイナーさん、カメラマンさんなどなどを含む編集制作チームということではなく、一冊の本を、「書く」ドリーム・チームです。
このときから、 「映画のように本を作る」というアイデアというか、意欲が、初めてムクムクと夏雲のように、育ち始めていました。
(続く)
ドリーム・チームの話、こちらで少しは出来るかもしれません。


