読書技術の古典である、アドラー/ドーレンの『本を読む本』には、
「読書の最終目標」として「シントピカル読書-読書の第4レベル」が
最終章である第4部に登場します。
- 本を読む本 (講談社学術文庫)/モーティマー・J. アドラー
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シントピカル読書というのは、簡単に言うと、
「同一主題について二冊以上の本を読む方法」です。
ただし、この本で例題として挙げられている主題は、
「愛」とか「進歩」です。関連しそうな本を見つけるだけでも、膨大な作業が必要になります。
そこで著者は、「シントピコン」という、関連本を検索する装置を提案しています。
身近な本でいえば、水野俊哉さんの
- 知っているようで知らない 法則のトリセツ/水野 俊哉
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は、「法則」を主題とするシントピコンとしても使えるでしょう。
この本自体が、シントピカル読書によって書かれた本と言ってもよいと思います。
『A6ノートで思考を地図化しなさい』第2作、
『A6ノートで読書を超速化しなさい』のメインテーマは、「同ジャンル多読」ですが、
これ、シントピカル読書を「読書マッピング」という、手を動かして書く、
一種のノート術によって、すばやくやりきってしまおうという恐るべき本になっています^^;
そもそもなんで、シントピカルなんていう大そうな読書が必要なの?
ということについては、矢野哲也さんの記事が、とてもわかりやすくまとめてくれています。
手順としては、ある質問を設定し、その質問への回答を提供する本を探す。そして、必要な部分を読み込んで、複数の書物の間で概念を整理する。最後に、その書物から読み取れた答を組み合わせてゆくという流れになる。書物の側の論理の流れではなく、自分が設定した問題意識に対して本を従わせる主観的な読書ということができると思う。
―アドラー『本を読む本』で基本的な本の読み方を学ぶ | digi-log―
http://digi-log.blogspot.com/2007/03/blog-post_26.html
「主観的」という言葉は、ちょっと古めかしいかも知れません。
読者が読者の必要に応じて読む、「積極的読書」、「能動的読書」と言ったほうがわかりやすいかもしれません。
もともと「客観的読書」「主観的読書」という用語は、清水幾太郎という社会学者が書いた『本はどう読むか』(講談社現代新書)で使われたものですが、シンプルマッピング「読書マッピング」は、右側のゾーン、左側のゾーンに、フォーマットとして、客観、主観を備えた読書ノートが書けるようになっています。
これは、わたしが『A6ノートで思考を地図化しなさい』で解説された、読書マッピングを使って、本田直之著『レバレッジ・リーディング』(東洋経済新報社)をマッピングしたものです。
ちょっとわかりにくいかも知れませんが、右側に読んだ本の著者の見解のうち、これは重要と思えた箇所、キーワード、フレーズなどを「客観的」に書き出しています。
そして、左側に、自分の意見(主観)、アイデアなどが書き出されています。
こうした作業を、同一主題(同ジャンル)の本に対して繰り返し行っていくことで、アドラーの言う「シントピカル読書」を、スピーディに進めていくことができます。
『A6ノートで思考を地図化しなさい』第2作のテーマは「速度を超える」「同ジャンル多読」読書術。4月24日発売です。こちらもぜひ、併せてお読みください。
速度を超えるスピードがあがります。
最近、アイデアの泉が湧くツボ押しにはまっています。
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