なんでいきなり、返却? | 編集機関EditorialEngineの和風良哲的ネタ帖:ProScriptForEditorialWorks

例の、政治献金の話ですが、


自民党の政治家複数が、次々と、頂いたお金を返還するといい始めたのは、いったい何?


道義的観点?


冗談じゃない。寝言をテレビカメラの前で言わないでいただきたい。


まだ、数日しか経ってないこの時期に、白黒ついていないこの時期に、まったく児戯に等しい。


しかも嫌疑は、手続き論レベル。言ってしまえば、慣例(迂回献金)に関する解釈が、有罪無罪を決めるというなんとも言えない構図になっている。企業による献金が悪、というなら、一切の「献金」という行為を禁じれば良かっただけのこと。


ここに正義(Justice)の出る幕はまったくない。


民主党という政敵の、「敵失」に乗じて、自らのイメージアップを図ろうとしての返却発言とすれば、ますます笑止千万(爆)


冗談じゃない。大々的逆効果を生むことに気づかないのだろうか?


政治献金自体が、あたかも「悪」のごとくにイメージされてしまっている、床屋政談的な背景に乗っかった、噴飯モノの仕儀であって、


国民の民度を、低すぎるほど低く見ての、衆愚政治の典型と言われても仕方がない。


もう政治家の言動で、日本という国が笑いものにされるようなことは、それだけでいいから、止めにしてほしい。


献金は、事業活動にとっての資金調達に等しい。


「その資金で、どんな成果を挙げたのか?」が、大問題なのであって、


いまさら返すということは、もともと不要のカネであったということか?


それこそが、国民を愚弄する言動であることに、いささかも気づく気配はない。


日々資金づくりに奔走するような、商人からすれば、


信じがたいことを、昼日中から平気で公言するわけのわからない連中ではある。


利益誘導があって当たり前。それが、インサイダー取引のごとく透明化されていないのが問題なのであって、企業献金じたいが問題なわけではないという観点は、いったいどこへ行ってしまったのか?