職業としての編集には、各分野ごとの専門編集者というのがいます。
編集者志望の人のための本には、
まず専門分野を極めろと書いてあったりすることもあります。
しかし、ちょっと待ってください。
編集というのは、まずノンジャンル、分野を問わないのが編集センス(editorial sence)です。
極めるべきは、そういう分野を問わない編集技術であって、
ビジネスとか文芸とか、医学とかエンタメとか科学と政治社会とか、
そういう分野に関する専門性ではありません。
そういう専門性は、各ジャンルの研究者、学識者にまずお任せしておけばいい。
それが編集的センスというものです。
だって、本には、なんでも入るんです。
雑誌で言えば総合誌です。
もちろん、「好き」から入るのもありですが、
扇の要のようなもので、
どちらにしても、そこから末広がりに広がったり、つぼめたり。
それができるのが編集の基本です。
逆に言えば、いつでも、どんな分野についても、
まあ、プロとは言えないまでも、セミプロにはなれるのが編集です。
続きは、また明日^^
というか、一山越えてから^^;

