青いアジサイと赤いアジサイ
アジサイの花の色は土によって決められます。たとえば、酸性なら青いアジサイ。アルカリ性なら赤いアジサイ。ちょうどリトマス試験紙の反応と逆、と考えれば覚えやすいですね。
酸かアルカリか、東京の場合、赤土なので酸性。このため、青いアジサイになります。
この酸アルカリがらみの話ですが、隅田公園などでは、ちょいと掘り起こせば震災、戦災の際に埋めた遺体が出てくる、なんておっしゃる方もいらっしゃいますが、赤土で酸性のため、実は土に溶けてしまって、掘り起こしても骨は出てこないはずです。ただし、赤土でも湿地帯の場合には溶けないと考えられますが。
ちなみに、赤土というのは昭和30年代に小学校に通った小生などは、なんともどうしようもない土で、なんて教わりましたが、今の小学生は肥沃でさまざまな作物ができるいい土、と習っているようです。
土木の方からいうと、赤土はとってもいい土。ただし、これは手作業で掘り起こす場合で、重機を入れてはいけない。重機を入れると、とたんにもろくなってしまう。と教わりました。でも現在では、手作業の土工なんてあり得なくなりました。よくはないんですけどね~。
なんて話のなかで、「う~ん、赤いアジサイと青いアジサイが混じっている場合は?」。さて、こりゃどうなっちゃってるんでしょう。