「橫丁・小径学会」噺家橫丁と同潤会上野下アパート | 小林一郎と歩く「ガード下」と「横丁」

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「橫丁・小径学会」噺家橫丁と同潤会上野下アパート
セセッションの稲荷町駅をさっと見ながら、道路一本北側へ。このあたりは、浅草の演芸場に行くにも上野の寄席に行くにもどちらも歩いて10~15分程度。そのため、かつては芸人さんが多く住み、噺家橫丁と呼ばれた地域。清洲橋通りの東側には漫才師が多く、西側は噺家さんが多かったようで、西側(目の前が同潤会上野下アパート)には彦六師匠などが住み、彦六さんは通称稲荷町のお師匠さん。
残念ながら、上野下アパートは仮囲いでしっかりと覆われ、上部しか見られませんでした。ということもあって、みんなで裏(北側)へ。
同潤会は関東大震災後、それ以降のわが国での理想的な建物、生活環境を提示した役目も果たしており、当時ではまれな水洗便所やダスターシュートなども備えていましたが、基本的に部屋内部に風呂は併設せず。代官山の同潤会には敷地内に銭湯を設けていましたが、こちら上野下アパートにはすぐ裏に御殿づくり(それほどでもない? でも立派です)のすてきな銭湯が健在。その銭湯を見学して、一同酒宴の席へ。いや~、飲むまですっごく時間がかかったおかず橫丁遊歩でした。(コース設定した小生が悪いんですが……)
これからは、もっと早くのどを潤したい!