古いポチ袋
くも膜下出血で母親が倒れたとき、保険証が見つからず、とりあえず、普段使っているトートバックに下着等を入れて、救急車に乗せてもらいました。
着いた病院からさらに次の病院への転院ということもありましが、さらにさまざまな検査をしてもらっている最中、もしやこのバッグの中に保険証が入っているかも、と探していると、布製のバッグの内側にチャックのついたポケットがあり、その中をさらにあさると、古~いポチ袋。気になって開けてみると5000円札が一枚キチンと折りたたんで入っていました。こりゃ相当古い。孫は一人だけ。金額からいって、わが子が小学生の頃。きっと、ボクが娘を連れて柴又に帰るよ、なんて軽い気持ちで言って、それを母親は信じ、小遣い銭をポチ袋に入れて待っていた。ところが、仕事が詰まり、「行けなくなったー」――、というパターンのような気がします。もう、20年も前になるかも知れません。当の母親も忘れてしまっているでしょう。お婆ちゃんから孫へ、直接渡せる日がやってくることを待ってます。
孫は「おばーちゃん!、彩乃が来たよ~ッ!」って毎日声かけしています。