第1回「横丁・小径学会」[千住遊歩]を行いました。
参加者は、23区内の商店街を完全踏破された方や写真家、不動産鑑定士の先生、それに大学のデザインの先生やエクステンションセンターの講師など。スタートは、京成線「千住大橋」から。茨城県からいらした方もいらっしゃったので、ちょっと観光気分で最初に隅田川を渡る千住大橋を訪ね、芭蕉の矢立初めの地を探訪。
そのあと、橋戸神社で伊豆の長八(伊豆長)の鏝絵を鑑賞。伊豆の長八は江戸時代の生まれで谷文晁の弟子・狩野派の喜多武清から絵や彫刻を学んだ左官屋です。仕事で使うコテを使って漆喰壁に彫刻(レリーフ)を描き、漆喰絵の世界を構築したことで知られています。通常は、蔵の妻や平側上部に施主の家紋を描いたり「水」など火除けの文字を入れたりという程度ですが、伊豆の長八は絵画の世界。この千住のほか、わずかに北品川の神社にも残っています。
橋戸神社では祭りなど、年数日しか本物は公開されませんが、そのほかでも神殿前にレプリカを展示してくれています。今回はこのレプリカを観賞。狐の親子の情愛を映し出した見事な鏝絵です。
その後、江戸の三大やっちゃ場の一つ、現在は東京都中央卸売市場足立市場を探訪。午後3時近くなっていたため、取引は終了していましたが、「鮨商買出人組合」といった看板が掲げられている駐車場や場内の食堂、神社(干潮金毘羅宮:千住のやっちゃ場は隅田川に隣接)など、魚河岸の雰囲気を満喫しました。
この後、本来の横丁・小径学会スタート。旧日光街道の街路とそれに沿って出きた町割りと横丁、それに路地を探検しました。
横丁と路地は次回にて。