びびった…。
マジ、びびった。
少し早めに搭乗待合室へ向かった。
搭乗口「3」には、
東京行きと名古屋行きを待つ客がいた。
待合い椅子の手前側は、
結構人がいて、席が埋まっていた。
時間まで読書をしたかったので、
おいらは空席を探した。
すると、奥側の方の、
ちょうど真ん中あたりの席がポカンと空いていた。
実は、全く予期していなかったので、
(当たり前だが…)
座っている人たちには、
ほとんど興味を持たず、
なんとなく、「オトコの人が多いなぁ」くらいしか
思っていなかった。
その真ん中の席へ行こうとした時、
ベンチの端に、
マラカーによく似た外人さんがいた。
「あら!マラカーに似てる!」と
本当に、普通に思った。
彼の前を「すいません」と横切り、
おいらは、真ん中の席で
さっそく読書を始めた。
この時点で、回りがレラだということに、
全く気付いていない。
案内アナウンスがあった。
天候不良でどこかの空港に着陸できないかもしれない、
その時は羽田です…的な案内。
「名古屋は大丈夫?」と思い、
本から目を離し、前方を見た。
最前列に、ガタイのいい男性がいることに気付いた。
「でっけー!バスケの選手みたい」と
やっぱり、このときも普通に思った。
そして、再び読書をと思い本を開いた……。
(゚∇゚ ;)エッ!?
え……!?
w( ̄Д ̄;)wワオッ!!
ついに、気付いた。
そのデッカイ男、山田大治だ!
…ということは、隣は…。
ぎゃー!
皇帝だ!
マサだ!
え?マラカーにそっくりな外人さんは、
そっくりさんではなく、
本人だ!
左をチラっと見ると…サイラスだ!
じゃ、後ろは……。
ダメだ。
怖くて振り向けない!
絶対、無理!
おいら、レラ軍団のど真ん中に
飛び込んだんだ!
ひゃー!
((((((ノ゚⊿゚)ノ
そうわかった途端、
耳ダンボ。