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『私の中のあなた』

水曜日はレディースデー!!


ということで、

見逃していた映画を観てきました。

私の中のあなた

多分、今週でロードショー終了なのかも。



見逃していた、と書いたけど

はじめのうちは映画館で観るつもりがあまりなくて。

難病もので、家族愛で…と揃っているこの作品、

どうも“あぁー、泣かせ系の映画か”と感じてしまっていたので、

観るとしてもDVDで十分だと思っていました。



見方がひねくれてるんだろうけど、

「お涙ちょうだい」は食傷気味なんですよね…。

キャメロン・ディアスは可愛くて大好きだけど、

泣かせものの作品にキャメロンって??な部分もあったし。



でも、でもでも。

周りの映画好きの評判が高かったので、

(編集のYちゃんは「今年No,1」と言い切った)

これは観ておいたほうがいいかも…と駆け込んできました。


GLITTERING DAYS*
(C) MMIX New Line Productions,Inc.All Rights Reserved.



映画館で観てよかった、と思う。

「お涙ちょうだい」とか言ってゴメン。

いや、泣くんだけどね。なんなら冒頭から号泣でしたけれども。


でも泣かせようという意図ばかりが先行する作品と違って、

家族の複雑な心情やお互いを思いやる気持ちが

全編に丁寧に織り込まれていて、しみじみよかった。

愛と輝きで満ちている、幸せな作品でした。



白血病の長女を抱えた一家。

様々な問題や困惑、苦しさ、辛さ…ということも

美化することなく、直視して描きだしているんだけど、

観た後に感じているのは、

家族を包み込む愛情や、人生の輝きなんだなぁ。


奇跡が起きたり、泣かせどころがあったり…

そんな「ドラマチック強要!」な作品ではなくて、

切々と綴っているのが逆に泣ける。


キャメロン・ディアスも、めちゃめちゃよかった!

必死に突っ走る母親像、ものすごく真に迫ってました。

DVD化されたら、またいつか観たいと思います。