スパーダ宮の
ファサード
について調べました。
このタイプの入口装飾
Bugnato rustico a conci alterni
って言うそう、
放射線状デザインの凸凹。
新単語はメモして覚えなきゃ。。。
ルネッサンス風なのかな。
宮殿の1549-59年にかけて、
枢機卿ジローラモ・カポディフェッロ
の命で建てられたが、
入り口が真ん中で
8つの窓と
アーキトレーブ。
始めの建築家は
バルトロメーオ・バロニーノ
Bartolomeo Baronino di Casale Monferrato
ファサードの漆喰装飾は
ジュリオ・マッツォーニ
Giulio Mazzoni
と、ディエゴ・ディ・フィアンドラ
Diego di Fiandra
作。
ジュリオ・マッツォーニは、
フィレンツェやナポリで
ヴァザーリの弟子として
働いてた人。
ローマでは
ダニエレ・ダ・ヴォルテッラ
とともに、スパーダ宮殿 1559年
やヴァチカン 1563年
で働いてたそう。
入り口上
スパーダ家の紋章
スパーダ(剣)がありますね。
メダイヨン
花の飾りデザイン
彫像
があしらわれてます。
ニッチ(壁龕)には、
古代ローマの英雄
漆喰肖像彫刻8体
それぞれ、
Traiano, Pompeo, Fabio Massimo, Romolo, Numa Pompilio, Marco Claudio Marcello, Giulio Cesare e Augusto
名前が入ってるのでわかるね。
上の写真に見られるのは
ロムルスと、ヌマ・ポンピリウス
下は
カエサルとマルケッルス
中庭
の漆喰装飾
は、
トンマーゾ・デル・ボスコ
Tommaso del Bosco
と、
レオナルド・ソルマーニ
Leonardo Sormani 作。
とあるけど、
ファサード同様、
ジュリオ・マッツォーニ
作だと書かれてるのもある。
多分、共同制作でしょう。
中庭ファサードは
神話の神
ブルート、ウェヌス(ヴィーナス)、マルス達。
Ercole, Marte, Venere, Giunone, Giove, Proserpina, Minerva, Mercurio, Anfitrite, Nettuno e Plutone
カポディフェッロ家のシンボルの牛デザインや、
ユリウス3世の出身、ローヴェレ家紋、
左の紋章は
ユリウス3世
Papa Giulio III
右は
フランスの王様の。
小さな漆喰装飾
Centauromachia
Caccia alle fiere
もチェック。
もうファサードを眺めるだけで
博物館内にいるようだわ!
今までのスパーダ宮についてはこちら、
私のHPにて。
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