お船の教会の中へ | イタリア ローマの新聞屋さん

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イタリア在住22年。以前エディーコラ(新聞や雑誌を売るお店)を経営していましたので、このタイトルです。
お店は売ってしまいましたが、続けて興味のあるイタリアの芸能、旅行記、食などについて書きます。最近は主にユーチューブで旅行・生活vlogを公開しています。

チェリオの丘散歩の続き

ファサード前に舟がある教会

 

サンタ・マリア・イン・ドムニカ・アッラ・ナヴィチェッラ聖堂

Santa Maria in Domnica alla Navicella

私は名前長くて覚えられないので、

お船の教会と呼んでいる。

 

 

前回書いた記事はこちら

 

 

今までまとめた私のHPはこちら

 

今回は

内観を見ていきます。上差し

 

 

現在は修復補強中で

シートが被されてるので

よく見えません。

 

なので昔の写真を載せます。

 

9世紀に

パスクワーレ1世により再建

された時の

アプスのモザイクは当時のもの。

 

アプスのフレスコ画は

17世紀なんですけどね、

 

モザイクは9世紀

なんですよ。

 

ニカイア公会議

CONCILIO DI NECEA 

の時期で 

東方から呼んだ

ビザンチン様式の専門職人が

作ったらしい。キラキラ

 

 

聖母の足元にいるのは 

青い四角いオーラが出ている教皇

四角いオーラは

まだ教皇が生きていた頃に

作られたという意味なの。上差し

 

聖母の手には

ハンカチを持っており

聖なる子供を預けようとしているシーン。ラブラブ

周りには美形な天使がたくさん キラキラ

 

下に文字があり

“Questa casa prima era stata ridotta in rovine, ora scintilla perennemente decorata con vari metalli e la sua magnificenza splende come Febo nell’universo che mette in fuga le tenebre della tetra notte. O Vergine, il probo vescovo Pasquale ha fondata per te questa aula regale che deve rimanere splendida nei secoli.” 

と書かれてるそう。

訳すの面倒なのでスルー アセアセ

 

 

モザイク上部の一列に並んでいるのは、

真ん中の聖人は生命を表す球体の上に座っていて

両側には天使と使者が描かれている 。

 

さらに下には 

モーゼとエリアElia

キリストの変容trasfigurazione  を表すそう。

 

17世紀のアプスのフレスコ画は、、、

 

 

描かれた円柱で仕切られ、

サン・ロレンツォと、サンタ・チリアカの生涯

S.Lorenzo e Santa Ciriaca

3つのシーンに分けられて描かれてます。

サンタ・チリアカ、

私にとって初耳の聖女。アセアセ

サンタ・チリアカについてまたこれ読む。

 

● サンタ・チリアカの治癒 Guarigione di Santa Ciriaca (サン・ロレンツォの前でひざまづいてるの)

● 足のラベンダー Lavanda dei piedi ラベンダーは薬になるの??

● サン・ロレンツォから貧困者への施し Distribuzione dei beni ai poveri da parte di S.Lorenzo.

 

が描かれてるそう。

 

どうやら
サンタ・チリアカは、

病気を治す能力があったようですね。キラキラ

 

キリスト教迫害にあい、

このチェリオの丘にあった家で

サン・ロレンツォ達と落ち合ってたようです。上差し

 

近くに今でも病院があるのは

その影響かしら? 十字架?

 

側廊のルネッテには、

左のルネッタ

『洗礼者ヨハネの足元の預言者ゼカリア 

Zaccaria con ai piedi S.Giovanni Battista』

右のルネッタ

『洗礼者ヨハネに福音書を読み上げる天使 

 l'angelo che ispirò il racconto del Vangelo a S.Giovanni Evangelista』

が描かれてるんだけど、、、

今回は見てません。アセアセ

 

教会平面は

9世紀のまま残っており

三廊式。

 

身廊の花柄と、Litanie alla Vergine Mariaのフレスコ画は、

1876年の
アレッサンドロ・マントヴァーニ、

ジョヴァンニ・ブルネッリ、

ルイージ・ロンカーティの作品。

Alessandro Mantovani, Giovanni Brunelli e Luigi Roncati

 

9つの円柱が2列

様々な大理石のコリント式のカピテッロ。

 

 

補強されてて

全く見えませんですけどね。おねがい

 

 

16世紀に

新しい窓が開けられので

明るくなったの。キラキラ

 

中央祭壇の窓の上のフリーズ部分は、

ピエロ・ボナッコルシ

Piero Bonaccorsi (detto Perin del Vaga)

の作品で、

ライオン(依頼者のレオ10世の名前から)と、天使たちと、

Medicee(指輪とダイヤモンドと、3つの羽)

これはジュリオ・ロマーノ Giulio Romano びっくり

のデザイン。キラキラ

 

同じ時期、1565年に

フェルディナンド・デ・メディチの依頼で

木製の格子天井を制作。

 

レオ10世のために

メディチ家の紋章以外に

舟が描かれているの。

 

聖餐のための神殿のアーチと、

Litanie di Maria

があるそうですが、

よくわからないわ。

 

また今度これ読む。

 

天井は19世紀に修復されました。

 

今回この教会について勉強したのは以上です。

 

私が今まで撮ってきた写真がもっと見たい方は、

私のHPへ

 

 

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