以前、私が書いた記事
ヴィテルボの温泉 テルメ・デイ・パーピ からヴィテルボの街へ
この後に、近いのでフラッとヴィテルボへ行きました。
この街に来るのは四度目くらいですが、
これまで実はあまり気に入ってなかったのです。
でも、今回は今まで見たことがなかった方へ歩いてみると。。。
新しい発見があり、今回、ブログにまとめているうちに色々と学べました。
ヴィテルボ VITERBO ラツィオ州 ヴィテルボ県
ローマから電車、バスあり
VITERBO という街の名前、
ラテン語の Viterbium
Vetus Urbs 古い街という意味から由来しているそう。
ヴィテルボは
ローマ神話の ヘラクレス Ercole が作った街だと言い伝えられている。
古代ローマ人が押し寄せ、
皇帝と教皇の争いの後、
1200年頃、教皇の勝利後、ヴィテルボは法王達が住むようになった。
その頃
Gatti家と、Vico家がヴィテルボで重要な存在でいつも争っていたけれど、
1354年に、枢機卿の Albornoz がこの街を支配し、
お城を建設。
第二次世界大戦の戦火になったけれども、
中部イタリアで最も状態良く残る中世都市として有名です。
プレビシート広場 Piazza del Plebiscito と市議会
右の建物は 市役所 Palazzo comunale
法王と貴族の紋章付き
鐘楼の可愛い時計。
ライオンはヴィテルボのエンブレム
街のあちこちに見かけます。
ヴィテルボ人が好きだった
ローマ神話の ヘラクレス Ercole という英雄が
ライオンを被っていたからとか、
色々な言い伝えから使っている様子。
この市と県の紋章、どちらもライオンくんが使われていますが、
このライオンが左向きで、
普通、エンブレムは、鍵や動物など、
右向きにデザインされるものなんだけど、
左向いてるのは、何かしらの貴族に属し、
反乱を意味するとか？
うろ覚えなので、間違ってたらすみません。
もうちょっとこういう所、勉強したいのですが、、、
一番古いゾーン サン・ペッレグリーノ地区
13世紀半ばの雰囲気建物がそのまま残る
巡礼街道 Via Francigena の重要な場所です。
法王宮のロッジァ Loggia del Palazzo dei Papi
13世紀半ば ゴシック建築
お城などの建物で、上部がギザギザしている部分、
狭間 Merlo といって、中世の建物の特徴。
この隙間から、弓矢で敵を狙っていたんですって。
それで、この上の写真のように
四角くギザギザしているタイプを
グエルフィ狭間 （教皇派）。
ツバメのしっぽのようなカタチをしているのを
ギベッリーニ狭間 （皇帝派）というそうです。
教皇派と皇帝派について ウィキ
そして、その隣の教会
サン・ロレンツォのカテドラル
もともとは、ローマ神話の ヘラクレス Ercole に捧げられた
8世紀にあった小さい教会があったところに建てたそう。
ファサードはルネッサンス期1570年建築。
鐘楼は1300年代のもの。
1944年に戦争で爆撃されたのでその後、修復されている。
教会内部の天井
コズマーティ様式 Cosmati の大理石のモザイクの床
立体的に見える壁画が。
サン・ロレンツォ教会の説明 ウィキ イタリア語
素敵な街でした。
守護聖人 聖ローザ Santa Rosa da Viterbo
祝祭日 9月4日
毎年9月3日に
夜のイベント 聖ローザの仕掛け Macchina di S.Rosa
という
光り輝く大きな塔を100人の男の人が担いで街を練り歩くというイベントがあるそう。
高さが27ｍで3トンもあるんですって！
この画像は拝借。。。
いつか行ってみたい。
Santa Rosa da Viterboは、
1200年代に生きた、フランチェスコ会の修道女で、
フリードリヒ2世 (神聖ローマ皇帝) Federico Ⅱ が街を攻め
人々を苦しませていたのに対し、
彼女はヴィテルボの人々を勇気づけた聖人です。
Santuario di Santa Rosa の教会内には
彼女のミイラが安置されているそう。
聖ローザ教会 ウィキ
見落としたので、、メモ。
次回訪れる所
Palazzo Donna Olimpia
Rocca Albornoz
Palazzo Papale に入る
Chiesa di San Sisto
Chiesa di Santa Maria della Verità
Chiesa di Santa Rosa
Porta Romana
早く旅行記書かないと忘れてしまう。。。
ランキングに参加しています。
いいね、と思った方、一日一回クリックして頂ければ幸いです。
↓
にほんブログ村
いつも読んで頂き、ありがとうございます。