OMEGA SPEEDMASTER | edgeのブログ

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YZF-R1を4台乗り継いでいる男の生き様です。

機械式時計の宿命・・・・それは定期的なオーバーホールです。

私は19年間 OMEGA SPEEDMASTER REDUCED AUTOMATIC Ref.3510.50 を使い続けています。

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19年前に確か正規品の定価22万円位に対し、並行モノを18万円位で購入しました。

支払は得意の12回払いですが(^^;)

この時計は時計好きの方々から酷評される事が多い様ですが、大きさも適度で自分では大変気に入って使っています。

このお気に入りが、6月末に止まって動かなくなりました。

オートマチック(自動巻き)なので、1日8時間程度 常に腕に着けて動かしているとフルに巻き上げられ、パワーリザーブ40時間(ゼンマイを完全に巻き上げた状態で放置すると40時間動き続ける)なのですが、最近極端にこの動き続ける時間が短くなっていたので、そろそろオーバーホールが必要とは感じていました。

一般的に機械式時計は3年~5年に1回の割合でオーバーホールが目安だと言われています。

定期的にオーバーホールを行っていないと、使い方によっては時計本体に致命的なダメージを与えてしまう場合も有るので、止まらなくても最適な頻度でオーバーホールする事が、機械式時計を長持ちさせるために必要になる様です。

19年間使用の中で今回で3回目のオーバーホールです。

1回目が15年前、2回目が11年前だったので、前回から引っ張り過ぎましたね(^^;

ちなみにオーバーホールは1回6万円弱となかなかの金額です。

18万円の時計に6万円弱の定期的なオーバーホールは割が合わない様にも感じますが、私と19年間 同じ時を刻んできた時計なので、手放すという選択肢は一切有りませんでした。

もうここまで来ると愛着以上のモノを感じています。

さて、オーバーホールですが、1回目と2回目はオメガの正規メンテナンスを受けたのですが、オメガのメーカー正規修理は高額に加え預かり期間が長く、しかも一部外部委託しているとの事なので、今回は一般の時計修理店に任せる事にしました。

数ある一般時計修理店の中から、主にロレックス・オメガなど、スイス製の機械式時計のオーバーホールを行っていて、オメガの純正部品を使って修理可能な横浜の専門店に決め、先ずは時計を送って見積りからスタートです。

見積り結果は・・・

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油切れによって動作抵抗が大きくなった事で止まりとなっており、オーバーホールにプラスして下記部品の交換が必要になります。

・内部機械部品におきましては、ゼンマイに金属疲労による変形があり、切れる可能性が高くなっていますので交換が必要です。

・自動巻き上げ機構にある切替歯車の軸が摩耗していますので交換が必要です。

・時計本体とブレスレットを繋ぐバネ棒2本が摩耗していますので交換が必要です。

オーバーホール 28,000円
ゼンマイ      5,000円
切替歯車      3,500円
バネ棒2本      1,000円
消費税       3,000円
合計        40,500円
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今回オメガの正規メンテナンスを受けた場合は、使用年数から部品交換点数も多くなり、今までの約6万円弱では確実に済まないと思うので、約4万円ならこの修理店に決定です。


そして今日無事にオーバーホールを終え、外観も洗浄と磨きのおかげで見違える様に綺麗になって帰ってきました。

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交換した部品
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時計が6月末に止まってからこの約1ヵ月半の間、時間を確認しようとして、何度間違って何も無い左腕を見て自分自身に舌打ちをした事か(^^;)

19年前に購入した時には、この時計をまさかこんなにも長い間使い続ける事になるとは微塵にも思っていませんでした。

予想ではそこそこの年齢になれば、そこそこの金額の時計を複数個持っていて、その日の気分で着け替えるという余裕が有る人生を送っているハズだったのですが、現実は19年前と変わらず欲望むき出しでローンでねじ伏せる人生になっていました。

まぁこんなもんでしょう(^^;

ただ今にして思えば、19年前にこの時計を買って本当に良かったと感じています。

もうこうなったらこの時計には、使える限りとことん私の人生に付き合って貰いましょう!!