凍てついた寂然の風は吹き過ぎて行く
哀しい絶望の予感をその身に孕ませて
少女は遠い目をしてそれに気付かない振りをする
黒い手の届かない場所に咲く花の美しさを知ってるから
歪んだ笑みの瞳の中には衰残の色
虚偽と虚飾に錯綜した世界に翻弄され
毒と混じり合いやがてその本質を失って行く
だけど俺は信じない 憎しみに惹かれ行く全てを
詩人の嘆きと戦士の孤独とで黒く彩られた空に新しき太陽を
その黎明を待ち焦がれる終わりなき夜の深淵に響き行く微かなる声を知れ
慄然として震える睫毛の奥に広がる
あまりにも青く澄み渡り過ぎた大空と
息を殺して引き金を引いた処刑人の苦悩と
その罪業を覆い隠すひどく冷たい闇と
詩人の嘆きと戦士の孤独とで黒く彩られた空に新しき太陽を
その黎明を待ち焦がれる終わりなき夜の深淵に響き行く微かなる声を知れ
ありふれた真理は全てを見捨てるから顔を背けて別の何かを探してた
白い翼の開くその美しさをきっと たぶん あまりにも知り過ぎてた