親友だった白いネズミが死んだ朝から
全ては静かに狂い始めていたんだ
俺のレインコートのボタンを留めた女の優しい眼差し
でも彼女はもう死んだから ない
ない
運命は残酷に全てを奪って行く
引き裂かれる悲鳴に耳も貸さずに
いつかまた会えるかな?
あの優しい気持に
本当は知ってるんだ
それはないことを
ああ シベリアの海のように冷たい心があれば
どんな酷いことが起こっても平気で笑ってられるのか
そう言って唾を吐き俯いた虚ろな瞳の少年を
強く抱き締めようとした少女の勇気を北風が無惨に挫いた夜に
星空のメロディーが今日はよく響いてるよ
人々の醜さなんて嘘だというように
初めから世界なんてとっくに狂ってたんだ
別に今始まったことじゃないさ
アルゴルが変わったらその時が合図だ
目を開くんだ怖くない右手を伸ばして
哀しみも憎しみも本当はどうだっていいんだ
ただ少し君のこと愛してるだけさ